[新しい世界と海中の表現がすばらしい]アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

2年 ago

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前作アバターが2009年から13年を経て待ちに待ったジェームズ・キャメロン監督が描くアバターの続編。 今作は冒険家キャメロンの思いが前面出ている作品となっていました。

原題
Avatar: The Way of Water
公式サイト
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar2
上映日・配信日
2022年12月16日
監督
登場人物
ジェイク・サリー

Actor: サム・ワーシントン

車椅子生活を送っていた元海兵隊員。アバター計画に参加。パンドラで生活を送り、ナヴィの女性・ネイティリと家族を築く。

ネイティリ

Actor: ゾーイ・サルダナ

ナヴィのオマティカヤ族の族長の娘。ジェイクと家族になり、5人の子供の母親に。戦士としてだけでなく、子を守る"母親"としての"強い心"を持つ。

キリ

Actor: シガーニー・ウィーバー

サリ一家の養女。前作で命を落としたグレース博士の実の娘だが、出生には謎がありエイワと不思議なつながりを持つ。

ロアク

Actor: ブリテン・ダルトン

生まれつき指が1本多く、一族の中でも浮いた存在。

クオリッチ

Actor: スティーヴン・ラング

元海兵隊の大佐。前作では人間を率いてパンドラを襲撃するも、ジェイクとの死闘の末、絶命する。今作では人間のDNAの記憶を埋め込んだ、特殊な自律型アバターで復活を遂げる。

ここがおすすめ!

  • 海洋世界が舞台が圧倒的な映像の迫力。
  • 新しいストーリーに向け新キャラクターが続々登場
  • 映像アトラクションを3時間を楽しめます

あらすじ

世界歴代興行収入No.1の超大作『アバター』が、巨匠J.キャメロン監督自身の手により、人類史上最高の映画シリーズとして新たな奇跡を巻き起こす。それは、「観る」の先にある“超現実”映像体験──神秘の星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイクは、ナヴィの女性ネイティリと家族を築き、子供たちと平和に暮らしていた。再び人類がパンドラに現れるまでは…。神聖な森を追われた一家は、“海の部族”の元へ身を寄せる。だが、この美しい海辺の楽園にも、侵略の手は迫っていた…

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター|20世紀スタジオ公式

今まで数ある海中を描いた映像作品でダントツに一番な美しい海の表現

PVやサブタイトル「ウェイ・オブ・ウォーター」とあるように、海や水に対してのこだわりを感じました。そして今作を視聴して思っていた以上に美しく。これを観るだけで劇場に赴いたかいがありました。

前作のアバターは惑星パンドラの森林地帯がメインになり、お生い茂る樹木の壮大さに目が奪われる表現でした。今作はパンドラの幻想的で美しい海の中に、まるで自分が美しい海に入った感覚に陥りました。海の表現だとアクアマンブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーの印象が強いです。ただ今作はこれらの作品の一つ上の作品でした。

特に海中で泳いだり海洋生物と絆を深めるシーンはダントツです。ドキュメント映像でみる海中を泳いでいるシーンを見ることがあり、こういった実際に撮影された海中シーンを最新の映像で表現されていることに驚愕しました。

他にも海洋生物であるクジラっぽいものやクラゲっぽいが登場しており、今回の生物はドキュメント映像や水族館に行くと見たことがある動物だったので親近感がわきました。

2020年が始まり、新しい「映像革命」を体験したという気持ちになりました。

新しい家族と仲間の物語

今作では前作の主人公ジェイクとネイティリとの間に3人の子供と、キリやスパイダー養子を含めて5人子供と過ごし本当に新しい物語が始まった感じました。

そして今作は人間ドラマな気がしました。父親になったジェイクが父親としていかに家族を守るかとサリー家の次男であるロアクが父親に認めてもらうために突っ走ってしまう。これはサリー家にかぎらず敵味方問わずと思われます。今作でアバターとしてアバターとして復活したクオリッチ大佐もです。

ただこれを終始ジェイクが「父親とは家族を守るべきものである」とまるで「父親はこうあるべき」と呪縛のようにつぶやいています。これが未熟な父親といった感じで貫禄や落ち着きなどが感じられなく子どもや母親であるネイティリに対して八つ当たりをする父親でしかなかった気がします。

正直古い欧米的な価値観

驚いたのは人間側で登場する役者が白人の役者ばかりだったこと。アバターは20世紀スタジオ制作であり、20世紀スタジオはディズニーに買収されたのでディズニーの意向が出ていないようでした。

ディズニーを見ているとこれまで主人公を白人の方から別の人種の役者を起用していると思われます。そんなディズニーに買収された20世紀スタジオの作品が、白人の役者のみ(一部他の人種の方もいたかな?)だったのは意外であり驚きでした。

そして反捕鯨は噂どおりです。これははっきりいって油しか取らずほかを捨てている古いアメリカ式捕鯨を今でもやっているからやめさせたいとしか感じられない。

アメリカ式捕鯨は油とヒゲ以外はほとんど海に投棄

情報紙「有鄰」445号|出版物|有隣堂

威厳ある父親による家父長制、白人至上主義、反捕鯨。映像は最新であり新しい体験ができますが、大本のストーリーは昔ながらの欧米的なモノの考え方を感じます。

各サイトのレビューサイトのスコア

本ページの情報は 時点のものです。
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーターを執筆しました。

時点では劇場公開が終了しております。

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