アメリカ, 映画
ヴォイジャー:世代を超える宇宙の旅が問う、人間性の本質
『リミットレス』のニール・バーガー監督が手がけた本作は、SF設定の中に人間の本質を問う意欲作です。コールドスリープではなく「世代交代」という斬新な移住計画を軸に、閉鎖空間で若者たちが『蠅の王』さながらの混沌へと陥る様を描きます。映像美と若手キャストの魅力は光るものの、テーマの掘り下げ不足が惜しまれる作品となりました。

アニメ, 劇場版
ひゃくえむ。- たった10秒に人生を懸ける者たちの狂気と情熱の記録
公開5日間で興行収入1.6億円を突破し、最終的には動員47万人・興収7億円超を記録を達成。インディーズ発の劇場アニメが単館・限定上映から全国規模へと拡大し7億円超に到達したことは、異例中の異例といえる作品となりました。これはインディーアニメーション出身の監督作品としては、近年最大級の商業的成功といっても過言ではないでしょう。原作ファンからは大胆な改変への賛否も一部見られますが、映画単体の完成度への評価は非常に高い水準でした。

映画
デル・トロ版フランケンシュタイン:怪物は孤独を知り、人間は赦しを学ぶ
ギレルモ・デル・トロが30年以上温め続けた宿願の映画化、Netflixオリジナル映画ホラーゴシックドラマ『フランケンシュタイン』。豪華絢爛なバロック調の美術と衣装、ジェイコブ・エロルディの峻烈な怪物演技、そして二部構成が生む物語の深淵。「怒りの先にある感情とは何か」を徹底レビュー。

アメリカ, 映画
ウィキッド 永遠の約束:エルファバとグリンダ、ふたりの魔女が辿り着いた”永遠の約束”とは何か
「善い魔女」か「悪い魔女」か。あなたがオズで信じてきたすべての物語は、本当に真実だったのか。
20年以上ブロードウェイで愛され続けてきたミュージカル『ウィキッド』。その映画化2部作がついに完結を迎えます。「オズの魔法使い」を知っている人には驚きの再解釈として、知らない人には純粋なファンタジー・ミュージカルとして楽しめる本作。圧倒的なスケールと情感をもって紡がれる、ふたりの魔女の最終章です。

映画
ジョン・ウィック:コンセクエンス “聖域の終焉、伝説の昇華。ジョン・ウィックが提示したアクション映画の極北”
伝説の殺し屋ジョン・ウィック、ついに運命の終着点へ。キアヌ・リーブス、真田広之、ドニー・イェンら伝説的スターが集結したシリーズ最高傑作を、プロの映画編集者が徹底解剖。169分間の死の舞踏が描く「自由」と「贖罪」の真意とは?アクション映画の歴史を塗り替えた一作の深淵に迫る。 🎬✨

映画
ジョン・ウィック:パラベラム “不死身の伝説が再び動き出す”
キアヌ・リーヴスの代表作となった『ジョン・ウィック』シリーズの第3章。前作から直接続く展開で、追われる身となったジョンが逃亡と戦いを繰り広げます。本作最大の魅力は、シリーズ史上最多の圧倒的なアクションシーンの連続です。馬、バイク、ナイフ、銃、そして犬まで──あらゆる手段を駆使した戦闘描写は、観る者の息をつかせません。
一方で、世界観の拡大によるマンネリ感や、物語のテコ入れが必要な時期に差し掛かっている印象も受けました。それでも、ハル・ベリーの予想外の活躍や、『ザ・レイド』のヤヤン・ルヒアンの登場など、新たな要素が作品に新鮮さをもたらしています。アクション映画ファンにとっては必見の一作であり、シリーズの勢いを証明する力作です。
ヴォイジャー:世代を超える宇宙の旅が問う、人間性の本質
ひゃくえむ。- たった10秒に人生を懸ける者たちの狂気と情熱の記録
デル・トロ版フランケンシュタイン:怪物は孤独を知り、人間は赦しを学ぶ
ウィキッド 永遠の約束:エルファバとグリンダ、ふたりの魔女が辿り着いた”永遠の約束”とは何か
ジョン・ウィック:コンセクエンス “聖域の終焉、伝説の昇華。ジョン・ウィックが提示したアクション映画の極北”
ジョン・ウィック:パラベラム “不死身の伝説が再び動き出す”
B級
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映画 スペインレック2(2009):全隊員カメラ搭載の衝撃!
スペイン発の傑作POVホラー『REC/レック』の続編である本作は、前作の緊張感を引き継ぎながら、新たな視点と演出で観る者を魅了する意欲作です。SWAT隊員全員に小型カメラを搭載するという斬新なアイデアにより、複数の視点から恐怖を体験できる構造は圧巻。前作が「記者の目線」という単一視点だったのに対し、本作は多視点映像により、より立体的で臨場感のある恐怖体験を実現しています。 オカルト要素の強化や登場人物の判断ミスといった賛否の分かれる要素はあるものの、POVホラーとしての完成度は極めて高く、前作ファンはもちろん、ホラー映画好きなら必見の一作と言えるでしょう。 -
映画 アメリカX エックス:老いと欲望が交錯する、新時代のスラッシャーホラー
A24が初めて手がけるシリーズ作品として注目を集めた本作は、70年代ホラー映画への深い愛情と現代的な視点が見事に融合した意欲作です。『悪魔のいけにえ』を彷彿とさせるざらついた映像美と、老いと性欲という普遍的なテーマを掛け合わせた本作は、単なるスラッシャー映画を超えた深みを持つホラー体験を提供してくれます。 -
映画 アメリカビースト Beast (2022):野生が牙を剥く時、父の愛が試される
映画『ビースト』は、アフリカのサバンナを舞台にした骨太のサバイバル・スリラーです。イドリス・エルバ演じる医師の父親が、二人の娘と共に巨大な人食いライオンと死闘を繰り広げる93分間は、予測可能な展開ながらも確実にエンターテインメントとしての役割を果たしています。本作最大の魅力は、短い上映時間を無駄なく活用した緊張感の維持と、イドリス・エルバの存在感です。CGIライオンの出来栄えや一部キャラクターの判断力に疑問符がつく場面もありますが、ドルビーシネマでの体験を前提とした音響設計と、長回しのカメラワークによる臨場感は見事というほかありません。批評家と観客の評価が分かれる作品ですが(Rotten Tomatoes 69% vs IMDb 5.9)、B級アクション映画としての割り切った楽しさを求める観客には十分に応える仕上がりとなっています。 -
映画 アメリカFALL/フォール:天空の孤島で描かれる究極のサバイバル
映画「FALL」は、人間が本能的に持つ高所への恐怖を徹底的に刺激する、身体感覚に訴えるサバイバル・スリラーです。CGに頼らない実写撮影によるリアルな恐怖感と、二転三転するストーリー展開、そして極限状態で露わになる人間関係の機微が絶妙に組み合わさった、完成度の高い作品となっています。 -
映画 オーストラリア アメリカアイ・フランケンシュタイン:天使も悪魔も関係ないダークヒーロー
「アンダーワールド」と同じ制作会社が製作せいているだけあって、雰囲気(背景)が似ていますね。ただ全体的にアンダーワールドと似ていますがホラー要素はないです。 作品全体はダークなんですが活劇です。ただ話が早すぎる感じが気がしました。話が切り替えが短いので話を考える前に次に展開にいってしまい、なかなか内容が入ってこない印象でした。 フランケンシュタインの設定が原作通りで妙な改変がされていなかったのが、意外でした。作品のクオリティ高くCGもレベル高い。ガーゴイルが中二っぽさ全開でとても楽しめました。 -
映画 アメリカ10 クローバーフィールド・レーン: パッケージに騙されないで!
パッケージに騙されてはいけません。パッケージにあるようなエイリアンはほとんど出てきません。 監禁というか閉鎖された空間の中でのサスペンスドラマと考えたほうがよいと思います。
映画
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映画 アメリカヴォイジャー:世代を超える宇宙の旅が問う、人間性の本質
『リミットレス』のニール・バーガー監督が手がけた本作は、SF設定の中に人間の本質を問う意欲作です。コールドスリープではなく「世代交代」という斬新な移住計画を軸に、閉鎖空間で若者たちが『蠅の王』さながらの混沌へと陥る様を描きます。映像美と若手キャストの魅力は光るものの、テーマの掘り下げ不足が惜しまれる作品となりました。 -
映画デル・トロ版フランケンシュタイン:怪物は孤独を知り、人間は赦しを学ぶ
ギレルモ・デル・トロが30年以上温め続けた宿願の映画化、Netflixオリジナル映画ホラーゴシックドラマ『フランケンシュタイン』。豪華絢爛なバロック調の美術と衣装、ジェイコブ・エロルディの峻烈な怪物演技、そして二部構成が生む物語の深淵。「怒りの先にある感情とは何か」を徹底レビュー。 -
映画 アメリカウィキッド 永遠の約束:エルファバとグリンダ、ふたりの魔女が辿り着いた”永遠の約束”とは何か
「善い魔女」か「悪い魔女」か。あなたがオズで信じてきたすべての物語は、本当に真実だったのか。 20年以上ブロードウェイで愛され続けてきたミュージカル『ウィキッド』。その映画化2部作がついに完結を迎えます。「オズの魔法使い」を知っている人には驚きの再解釈として、知らない人には純粋なファンタジー・ミュージカルとして楽しめる本作。圧倒的なスケールと情感をもって紡がれる、ふたりの魔女の最終章です。 -
映画ジョン・ウィック:コンセクエンス “聖域の終焉、伝説の昇華。ジョン・ウィックが提示したアクション映画の極北”
伝説の殺し屋ジョン・ウィック、ついに運命の終着点へ。キアヌ・リーブス、真田広之、ドニー・イェンら伝説的スターが集結したシリーズ最高傑作を、プロの映画編集者が徹底解剖。169分間の死の舞踏が描く「自由」と「贖罪」の真意とは?アクション映画の歴史を塗り替えた一作の深淵に迫る。 🎬✨ -
映画ジョン・ウィック:パラベラム “不死身の伝説が再び動き出す”
キアヌ・リーヴスの代表作となった『ジョン・ウィック』シリーズの第3章。前作から直接続く展開で、追われる身となったジョンが逃亡と戦いを繰り広げます。本作最大の魅力は、シリーズ史上最多の圧倒的なアクションシーンの連続です。馬、バイク、ナイフ、銃、そして犬まで──あらゆる手段を駆使した戦闘描写は、観る者の息をつかせません。 一方で、世界観の拡大によるマンネリ感や、物語のテコ入れが必要な時期に差し掛かっている印象も受けました。それでも、ハル・ベリーの予想外の活躍や、『ザ・レイド』のヤヤン・ルヒアンの登場など、新たな要素が作品に新鮮さをもたらしています。アクション映画ファンにとっては必見の一作であり、シリーズの勢いを証明する力作です。 -
映画ジョン・ウィック:チャプター2 “拡張された殺し屋ユニバースで魅せるアクションの極致”
前作で鮮烈なデビューを果たした伝説の殺し屋ジョン・ウィックが帰ってきました。アクション映画『ジョン・ウィック:チャプター2』は、前作の驚きと興奮を受け継ぎながら、殺し屋たちが独自の規律で統治する裏社会「殺し屋ユニバース」をさらに拡張した意欲作です。
アニメ
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劇場版 アニメひゃくえむ。- たった10秒に人生を懸ける者たちの狂気と情熱の記録
公開5日間で興行収入1.6億円を突破し、最終的には動員47万人・興収7億円超を記録を達成。インディーズ発の劇場アニメが単館・限定上映から全国規模へと拡大し7億円超に到達したことは、異例中の異例といえる作品となりました。これはインディーアニメーション出身の監督作品としては、近年最大級の商業的成功といっても過言ではないでしょう。原作ファンからは大胆な改変への賛否も一部見られますが、映画単体の完成度への評価は非常に高い水準でした。 -
劇場版 アニメ超かぐや姫!:竹取物語×ボカロ×VTuberを最後まで”エンタメ全振り”を貫いた、山下清悟という新星の初長編
配信直前から特報映像のSNS総再生数が1,500万回を超え、劇場公開時には全国規模で全回満席という異例の盛況を見せたNetflixオリジナルアニメ映画『超かぐや姫!』。視聴後にため息をつくほどの満足感を覚えたという声が多数あがる一方で、物語のロジックやターゲット層の明確さゆえに賛否が分かれる作品でもあります。映画.comでのスコアは3.6と若干控えめですが、Netflixでの反響は非常に大きく、独占配信から劇場公開に至った経緯がその人気を雄弁に語っています。 本作を最も強く後押しするのは、ryo (supercell)、kz (livetune)、40mP、HoneyWorksといった2000年代ニコニコ動画黎明期を代表するボカロPたちによる名曲の数々と、監督・山下清悟が全編にわたって注ぎ込んだ惜しみない作画クオリティです。とにかく「全部がすごい」という言葉が何度も聞かれるほど、エンターテイメントとしての完成度に振り切った一作です。 -
劇場版 アニメ機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女:精神の狂気を抱えた青年が、女神に魅せられて堕ちる
『トップガン マーヴェリック』を暗黒面に堕としたような、圧倒的映像美と精神の病みが同居する異色作です。前作『閃光のハサウェイ』から約4年半ぶりの続編となった本作は、テロリストとして生きる主人公ハサウェイの精神崩壊と、謎めいた少女ギギ・アンダルシアの存在が物語を牽引します。会話劇が全体の8割を占めるという大胆な構成ながら、終盤の戦闘シーンでは一級品のコックピット視点演出が炸裂し、観る者の息を呑ませます。ガンダムシリーズとしては異質なほど「大人の肉欲」を描き、人間の弱さと狂気を容赦なく突きつけてくる作品です。 -
劇場版 アニメ機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ:30年越しのアニメ化が実現した映像革命
富野由悠季監督が1989年から1990年にかけて発表した小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。30年以上の時を経て、ついにアニメ化が実現した本作は、ガンダムシリーズに新たな映像表現の地平を切り開いた記念すべき作品です。『虐殺器官』の村瀬修功監督が手がけた本作は、超人的なニュータイプの活躍ではなく、地に足のついたリアルな戦闘描写と人間ドラマを軸に、宇宙世紀105年の腐敗した地球連邦政府と、それに反旗を翻すテロリスト「マフティー」の闘いを描きます。 暗闇に浮かび上がる巨大モビルスーツの威圧感、市民目線で描かれる戦闘の恐怖、複雑に絡み合う人間関係──これまでのガンダム作品とは一線を画す映像美と演出が、観る者を圧倒します。3部作の第1部として、物語はまだ序章に過ぎませんが、映像作品としての完成度の高さは、続編への期待を大いに高めるものとなっています。 -
劇場版 アニメロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い:神山健治監督が挑んだ中つ国の新章
実写映画三部作から200年前の中つ国を舞台に、『攻殻機動隊 S.A.C.』や『東のエデン』で知られる神山健治監督が初めて挑んだファンタジー大作です。全編手描きにこだわった13万枚の作画と、実写をモーションキャプチャーで記録してから手描きで起こすという前例のない制作手法により、圧倒的な映像クオリティを実現しています。しかし、45億円の製作費に対して興行収入は約32億円という厳しい結果に終わり、特に日本国内では1億円以下という残念な数字となりました。映像美とストーリーテリングのバランスに課題を残した、野心的ながらも評価の分かれる作品です。 -
劇場版 アニメロボット・ドリームズ:セリフなき友情が紡ぐ、切なくて温かい102分
予想を遥かに超える感動が待っていました。第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネート作品『ロボット・ドリームズ』は、一言のセリフもないのに、観る者の心を深く揺さぶる傑作です。1980年代ニューヨークを舞台に、孤独な犬と通販で購入したロボットの友情を描くこの作品は、ディズニーやピクサーとは一線を画す、大人のためのアニメーションとして仕上がっています。 アース・ウィンド・アンド・ファイアーの名曲「セプテンバー」が物語全体を包み込み、言葉以上に雄弁に感情を語ります。可愛らしいビジュアルとは裏腹に、別れ、喪失、そして前に進むことの痛みと美しさを描いた本作は、ディズニー的なハッピーエンドを期待する観客を驚かせることでしょう。しかし、その予想外の結末こそが、この作品を唯一無二の存在にしているのです。
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シーズンのアニメとドラマの一口レビュー
- 2026/01 ~ 2026/03 2026年冬に鑑賞したアニメ、ドラマのまとめ
- 2025/10 ~ 2025/12 | 2025年秋に鑑賞したアニメ、ドラマのまとめ
- 2025/07 ~ 2025/09 | 2025夏に鑑賞したアニメ、ドラマのまとめ
- 2025/04 ~ 2025/06 | 2025春に鑑賞したアニメ、ドラマ
- 2025/01 ~ 2025/03 | 2025年冬アニメ、ドラマ
- 2024/10 ~ 2024/12 | 2024年秋アニメ、ドラマ
- 2024/07 ~ 2024/09 | 2024年夏アニメ、ドラマ
- 2024/04 ~ 2024/06 | 2024年春アニメ、ドラマ
- 2024/01 ~ 2024/03 | 2024年冬アニメ、ドラマ
- 2023/10 ~ 2023/12 | 2023年秋アニメ



