ゲーム「バイオハザード」シリーズの主要キャラが、団結して戦う“アベンジャーズ版”バイオハザード。
レオン&クリス、レオン&クレアといった個別のバディでの登場で活躍する作品は多くあれど5人が揃うのはゲームを含めて今作が初めてだと思います。
舞台もキャラ達も全部バイオファンならなかなか楽しめるので「バイオハザード」シリーズが好きな人は満足するのではないでしょうか。
美麗な3DCG映画
バイオハザードのフルCG映像作品としては5作目の映画作品。直近だとNetflix オリジナル配信で配信されている「インフィニット ダークネス」があります。今作はこの「インフィニット ダークネス」スタッフが再集結していますので、映像美は大変美麗です。とくに最初のバイオハザード:ディジェネレーション(2008年公開)と比べるとそれぞれのキャラクターの表情や顔面の質感があきらかに向上しています。バイオハザード:ディジェネレーションはレオンとクレアが主人公であり今作でも登場しているので、見比べると一目瞭然でした。
日本の映画でこういったフル3DCGは他に見かけない(似たようなものだとアップルシードがあるかな)ので偶に見ると新鮮で日本の技術力の凄さを感じます。
キャストのオールスター登場

今回の登場人物は、レオン、クリス、クレア、レベッカそしてジル。それぞれの登場人物はゲームだと主人公です。そんな主人公達が勢ぞろいするだけで胸熱の展開になります。特に今回初登場となるジルの登場はゲームの3や5そしてバイオハザード リベレーションズを楽しんだ筆者としては嬉しい限りです。ジルの衣装とモデリングはRE3に近く最近バイオハザードを始めた人にもとっつきやすいのではないと思います。
そして今作はオールスターですが主人公はジルであり大活躍します!レオンとの共闘があり、ナイフでの近接戦闘やRE3でのラストバトルで使用した武器も出てきてファンサービスがところどころに散りばめており、ラストボスもネメシスの最終形態を感じさせてくれるデザインとなっており兎に角嬉しく楽しいシーンのてんこ盛りとなっていました。
そしてヴェンデッタの時のゾンビ戦や、ダムネーションのエイダと女大統領のバトルみたいなツッコミどころ満載なバトルはどれも最高です。なぜそんな武器がそこにある?とツッコミたい気持ちを抑えるなければ見ることはできないですね。まあゲームもそんな感じですしお約束といった印象です。

それぞれのシリーズに関わりのある武器が多数登場して出てくるたびに、それぞれのゲームを思い出して楽しめます。
ストーリーはおなじみであり、ストーリーの面白さはなっかた
あらすじはをざっと書くと感染した人々が皆ある島に行っていたという事実が分かり、島へ捜査に行ったお馴染みメンバー達が闘う物語です。これを90分と短いアクション映画として痛快にまとめているといった感じ。
もはやバイオ≠ゾンビでありゾンビがでたぐらいでは驚きません。
ただ評価を落としたのは、敵キャラ。はっきり言ってオールスターメンバーを襲った理由が最後まで意味不明だった。関連性が全くと言っていいほどない。無駄にラクーン事件に遭遇した可哀想な元アンブレラの武装隊員というだけであり、これを活かしきれていなかったです。