テレビシリーズを観てファンになり劇場版を観ました。 劇場版もテレビシリーズでのノリ、映像・脚本・音楽が全く変わってなくてとてもよかったです。 日本アニメのスリリングで疾走感あふれるストーリーをハイセンスな音楽とハイテンポな映像、切れのあるアクションシーンで良作な洋画のハードボイルドを観たときの同じ感動が味わえました。
- 原題
- COWBOY BEBOP:KNOCKIN'ON HEAVEN'S DOOR
- 公式サイト
- https://www.sunrise-inc.co.jp/work/detail.php?cid=42
- 監督
- 登場人物
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- スパイク・スピーゲル
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Actor: 山寺宏一
本作の主人公。チャイニーズ・マフィア組織「レッドドラゴン」に属していたが、ある事情で組織から脱走している。
- ジェット・ブラック
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Actor: 石塚運昇
「ビバップ」号の船長としてスパイクの相棒。
- フェイ・ヴァレンタイン
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Actor: 林原めぐみ
元イカサマ師で賞金首。
- エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世
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Actor: 多田葵
通称エド。「ラディカルエドワード」の異名を持つ天才的なハッカーである。
- ヴィンセント・ボラージュ
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Actor: 磯部勉
バイオテロ事件を引き起こした謎の男。
- エレクトラ・オヴィロゥ
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Actor: 小林愛
ヴィンセントを追う謎の女。彼女もスパイクと同じく火星軍特殊部隊に所属していたことを示唆する入れ墨をしている。
- 配給会社
- 制作会社
ここがおすすめ!
- 00年代のセル画の力強さを感じる最高の作画
- シリアスながらもコミカルさもあるハードボイルドなストーリー
- TVシリーズに引き続き、菅野よう子氏が担当する音楽
あらすじ
「カウボーイビバップ」の劇場版。ハロウィンを目前にした火星・アルバシティーの高速道路で爆発事故が起こった。生存した被害者たちも後に原因不明の死を遂げたことから、警察はバイオ兵器によるテロの可能性を示唆し、火星政府は犯人に巨額の懸賞金をかけると発表した。 相変わらず貧乏なビバップ号クルーたちは勝手に犯人捜しを始め、それぞれ危険の深みにはまっていく。 そんな中、疑惑の製薬会社に潜入したスパイクの前に立ちはだかる女性・エレクトラの腕には、ヴィンセントと同じ刺青があった。また一方で、フェイが別件で追っていたハッ
公式サイト
伝説のアニメの劇場版作品
COWBOY BEBOPは1998年にTV放送されており、未だに人気が高い作品の映画作品であり、それはSF作品の中でも話数によってテイストが変わる当時でも極めて稀な作品であったからと思います。
今作はTVシリーズの派生した話でひょんなことから3億円の賞金がついたテロ組織の犯人を追うことになったスパイクと仲間達の物語です。人気の高いTVシリーズが前提としてあるので、今回劇場版を見る前にこれも面白いのだろうかとドキドキしたが、その不安は杞憂だったくらい素晴らしい仕上がりでした。
作品を彩るのは最高のキャスト・スタッフ・作画
スパイク演じる山寺宏一氏をはじめとした、林原めぐみ氏、故・石塚運昇氏といったオリジナルキャストに加え、映画を彩るのは磯部勉氏、うえだゆうじ(当時は上田祐司)氏、小林愛氏といった面々。ちなみにちょい役でも今や名だたる声優陣が参加しているのでEDのスタッフロールでかなり驚きました。レジの女 – 桑島法子、強盗D – 小西克幸、オバさん – くじらなどなど
今ではもう懐かしくなってしまったセル画作品でもあるが、全体的な作画はもちろん戦闘シーンの繊細で壮大な緩急ついた表現、カメラワークの使い方まで特に中盤から後半にかけてキャラクターの動きから戦闘機や乗り物全般、はたまた背景に至るまで一挙一動見逃すことができないくらい素晴らしいです。
菅野よう子氏の音楽も日常シーンから戦闘シーンまで幅広く映画のストーリーに合ったもので、邪魔になりすぎず必要なシーンでは盛り上げてくれるものばかり。
個人的にタイトル回収に至ったシーン、最後のシーンに映る背景がとてもノスタルジックで本記事を執筆した2023年の今本作を見て非常に良かったなという気持ちになりました。
TVシリーズを彷彿とさせる演出しながら規模は映画そのもの
ストーリーとしては、いつものけだるいスパイクがら始まり、事件が始まればとにかくかっこいいスパイク。ニヒルなあの笑みは勿論だが、強敵・ヴィンセント相手に余裕のない表情も見ることができる。
余裕しゃくしゃくで周囲をけむに巻くスパイクも勿論好きなのだが、ボロボロになっても最後の最後まであきらめずに不敵に笑う姿も筆者は好きなので非常に美味しいどころ取りとなっている。
また、ジェット、フェイ、エドやアインの活躍シーンも忘れず彼らの魅力と一緒に盛り込まれている。特にフェイは彼女独自に犯人を追い、ピンチに陥るところもあるので是非
今回の標的であるヴィンセントは、ある意味スパイク、ジェット、フェイにそれぞれ似通った経歴があり、TVシリーズの設定を思い出すと彼らとの比較をすると色々と考えるところがある。ある意味、彼らにあったかもしれない未来がヴィンセントともいえる。
もう一人のゲスト、エレクトラもフェイとはまた違ったヒロイン像を持っており、戦闘力は勿論だが、陰のある雰囲気と意志の強さもまたカーボーイビバップらしい魅力を持っている。
全体的にシリアスな空気が続いているが、最終決戦に向けてスパイクと仲間たちが解決に向かって奔走するシーンはコミカルさもあり、あ~これこれ!これも見たかったんだよと思わず膝を打ってしまった。
フェイのサービスシーンも随所にあれば、戦闘機や乗り物を使ったド派手な戦闘シーン、スパイクの戦闘シーンも欲しいものはあらかたすべて詰まっていて、それらはすべて質の高い作画で演出されているという思った以上に欲張りセットな内容になっていた。
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このページではDMM TVで配信中のCOWBOY BEBOP 天国の扉から執筆しました。
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