[ついに終幕]シン・エヴァンゲリオン劇場版

3年 ago

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新世紀エヴァンゲリオンのTVシリーズが1995年。劇場版「Q」が2012年。それからやっと新世紀エヴァンゲリオンという平成のTVアニメで一つのエヴァンゲリオンというジャンルを作り出し、それが堂々完結したと考えるとお疲れ様でした。いままで本当にありがとうございましたという他なかったです。

原題
evangelion_3.0+1.01
公式サイト
https://www.evangelion.co.jp/
上映日・配信日
2021年03月02日
監督
登場人物
碇シンジ

Actor: 緒方 恵美

エヴァンゲリオン初号機パイロット。

綾波レイ

Actor: 林原めぐみ

元エヴァンゲリオン零号機パイロット。前々作『破』にて初号機に取り込まれてしまう。

式波・アスカ・ラングレー

Actor: 宮村 優子

エヴァンゲリオン2号機パイロット。

真希波・マリ・イラストリアス

Actor: 坂本 真綾

エヴァンゲリオン8号機パイロット。

配給会社

ここがおすすめ!

  • 「Q」から9年。ついにエヴァが完結しました
  • それぞれのキャラクターが成長し大人になっています
  • ラストに向かっていくとやっぱりエヴァと言わざる得ない演出の数々

あらすじ

エヴァがついに完結する。 2007年から『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再起動し、『:序』『:破』『:Q』の3作を公開してきた。その最新作、第4部『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の劇場公開が決定。

公式サイト

25年続いたエヴァンゲリオンシリーズが堂々の完結

エヴァンゲリオンが始まったのは、1995年のTVシリーズから。26話の編成で18:30 – 19:00の30分アニメとして放送されていました。18:30 – 19:00という夕方枠で放送されていたのには今考えるとすごいなというのと世の中が寛容だったなと思う。後半になると夜のシーンがあったり、血がやたらでてレーティングに引っかかりそうなシーンが結構あった。

そのあと劇場版が Airまごころを、君にが公開され「えっ」というような終幕で終わり、2007年にヱヴァンゲリヲン新劇場版:序が公開されました。そして2021年に今作シン・エヴァンゲリオン劇場版が公開されました。

TVシリーズから25年、新劇場版から14年という長きにわたってきたシリーズの終幕章が見れました。

冒頭でエヴァらしい演出とエヴァらしくない演出

物語冒頭は、パリで使徒からの防衛戦。赤く染まったパリに使途が進行する。進行の仕方がちょっと笑える。威力を考えると全く笑えないのだが。その使途をマリが残っているエヴァで迎撃を行い、そこがこれまでのエヴァらしい軽快な戦闘シーンで、今作「Q」の続編であることを改めて気づかせてくれます。そして使徒からの攻撃を見事防衛し、パリを「アンチLシステム」によってコア化を解除して、パリを「復元」。このことによりに世界はまだ復元可能であるという希望を見出してくれます。

そのあとオープニングタイトルが流れ「Q」の最後シーンから続く流れになります。長々とコア化した赤い世界を歩き続け、第3村にたどり着く。

その第3村でトウジやヒカリ、ケンスケが登場しました。それぞれが大人になりトウジとヒカリは結婚して娘も生まれています。「Q」では登場しなかった面々が早々に登場してほっとしました。「Q」の世界観だとみんな死んでしまい救われないと思っていたので、まだまだ世界は希望が残っていることを感じました。

第3村は、戦後から復興をする昭和な日本の感じです。トタン屋根、畳の座敷で家族そろってあぐらで座る。町は配給が配られ、蒸気機関車が登場。エヴァの序で生活する第3新東京市が平成初期なら、今作の劇場版の第3村は昭和中盤です。これは庵野秀明の記憶の形だったのでしょうか。

今までのエヴァにはない演出で、となりのトトロ感があります。

根性なしシンジ君が立ち直る

「Q」の最後でカオル君が目の前で首がとび死に。空に閉じこもるシンジ君。そんなシンジ君を第3村で過去の友人は立ち直させようとします。ただそのけっこう時間が長い。

いまの世界の生活やレイの心情の変化とアスカの状況がそれぞれ語られます。これも使途が現れ、エヴァにのって戦うといった今までの流れからは大きく違うところでした。

シンジ君はもう完全に引きこもり状態の少年で、だれも構わないでくれ状態。そんなシンジ君をレイが支え、泣きながら気持ちを発散し立ち直ります。この一連の流れで今作は少年少女が大人になることなんだなと感じました。

最終決戦。エヴァらしい戦闘と親子の対話

アディショナルインパクト阻止のためにミサトさん率いるヴンダーが殴り込み(カチコミだったか)を仕掛けます。立ち直ったシンジ君も搭乗し加わります。

そこからの対決はエヴァらしいというか、考えるよりも感じろというような戦闘と展開の連続でついていくのがやっとでした。ヴンダーの特攻、ヴンダーからエヴァ降下し辺りを薙ぎ払い、アスカの使徒化、初号機と13号機の対決。1度観ただけでは詳細が語れないほど情報量が多かったです。

最終的な対決は、大人になったシンジ大人になれなかったゲンドウの対決だと思います。ゲンドウが世界を作りかける理由が、人付き合いが苦手でダメな自分を、ありのまま受け入れてくれたユイであり、そのユイに再び会うためだけに世界もろとも書き換える。もう第3村に来る前のシンジ君そのままです。

最後はシンジ君が世界をエヴァのいない世界に書き換えることで大団円といことになる。正直世界を書き換えるとか今までの世界をなかったことにするのは夢オチ的な流れでどうなのかなと思うところはあるが、これだけ膨らませるとこういう終わり方なのかなと思いました。

今作はやっぱりアスカがシンジに問いかける「あたしがあんたを殴ろうとした訳、わかった?」「アスカが、3号機に乗っていた時、僕が何も決めなかったから。」「ちっとは成長したってわけね。」に代表されるように少年が大人になるということだと思います。

大人になるということは自分で考え、自分で決断し、責任を背負って行動するという普遍的なテーマを描いていると思います。

Amazon Primeで2021年8月13日独占配信開始

この記事では、2021年6月12日より公開された『EVANGELION:3.0+1.01』のあらすじ、感想、評価をご紹介しました。気になる方は、ぜひ2021年8月13日よりAmazon Primeで独占配信開始されますのでチェックしてみてください!

Amazon Prime シン・エヴァンゲリオン劇場版

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