本作はTVシリーズ『翠星のガルガンティア』の後日談
TVシリーズでは、陸地のほとんどが水没した未来の地球を舞台に、主人公レドの成長が描かれました。
遠い宇宙のどこかで戦争に明け暮れていたレドは、母艦撤退のワープに巻き込まれ自身の搭乗する人工知能搭載ロボット・チェインバーとともに地球に転移してしまいます。
転移した地球は海面上昇により陸地のほとんどが失われていました。地球の人々は、旧時代の船を再生し、その上で暮らしています。
ガルガンティア船団は複数の船舶を連結し、一つの都市とした船団です。レドは友軍が救助に来るまでの間、自身の生存のためガルガンティア船団の人々と友好関係を結ぼうとします。
初めは生きて戦場に戻ることしか考えていないレドでしたが、ヒロインのエイミーやガルガンティアの人々との交流を深め、徐々に変わっていきます。
自分の意思や感情に従い行動するようになったレドは、かつての上官クーゲルと敵対しガルガンティアの人々を守ることを決意します。
クーゲルはレドと同様に人工知能搭載ロボット・ストライカーとともに地球に転移していました。しかし、クーゲルの死後ストライカーが暴走してしまいます。
レドは死闘の末にストライカーを破壊しますが、愛機のチェインバーを失います。
TVシリーズでは、レドの成長と愛機チェインバーとの別れが描かれました。
『翠星のガルガンティア〜めぐる航路、遥か〜前編・後編』では、ガルガンティアで暮らすレドとエイミーのその後が描かれています。
かっこいいメカデザイン
TVシリーズでは、個性的なデザインのメカやロボットが活躍しました。『翠星のガルガンティア〜めぐる航路、遥か〜前編・後編』でもメカやロボットが活躍します。TVシリーズの最後でお別れしたレドの愛機・チェインバーの活躍も回想シーンで見ることができます。
『翠星のガルガンティア』のメカニックデザインは石渡マコトさんが手がけています。石渡さんはニトロプラスの3DCG部門「ポリゴン番長」所属のデザイナーです。「ブラスレイター」「革命機ヴァルヴレイヴ」のメカニックデザインなどを行っています。
レドの愛機・チェインバーは全体的に丸まったデザインが特徴的です。これは、好感度が上がるように意図的にデザインされているそうです。このデザインによって、チェインバーはかっこよさの中にかわいいさのあるロボットになっていました。
『翠星のガルガンティア〜めぐる航路、遥か〜前編・後編』では、あたらしくマズルというロボットが搭乗します。
マズルはチェインバーの祖先といえる機体ですが、対象的なデザインをしています。そのデザインは直線的で無骨な戦闘ロボットで、かっこよさのみを追求したデザインになっています。
ひたすらかっこいいマズルの戦闘シーンは必見です!