2024年秋アニメ、ドラマ(2024/10 ~ 2024/12)

筆者の2024年秋アニメとドラマを鑑賞した作品の一言まとめ。

こちら配信タイトルになります。(一部配信されていないタイトルもあります。)

アニメ

機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム

Netflixオリジナルの3DCGアニメガンダムアニメーション。3DCGのMSイグルー以来になります。内容はUCの1年戦争をジオンの視点からみた作品でした。

なんといってもガンダムが怖いの一言!ひたすら主人公たちを追い回す「白い悪魔」です。そしてミリタリーを重視しており、地上ではジオンのマゼラトップや61式戦車、空戦ではガウやセイバーフィッシュなどモビルスーツ以外の兵器が登場するので戦争アニメとしても完成度が高かったです。おそらく本作の監督は「第08MS小隊」が好きなんだろうと思うところが多々ありました。グフが活躍したら「第08MS小隊」でのキャラクターが登場したりとしています。「第08MS小隊」もミリタリー要素が強かったので近しいものがあるのかもしれません。

ただ残念ところとしては、人物の描写がリアルタイムなゲームを観ているようでした。ところどろこ人物に動きがぎこちなく表情が硬い印象でした。

そして早速バンダイから超合金 ガンダムEXから販売される。

Re:ゼロから始める異世界生活3rd season 「襲撃編」

第2期が2021年に放送され、そこから3年経ってからの第3期原作でいうとろころ第5章の『歴史を刻む星々』(文庫第16巻 – 第20巻)のアニメ化になります。


今回は前後で分けられて、前半は8話でまとまり、1月から後編の反撃編が始まります。ただ1話が90分となっていたので、実質連続2クールになるのかなと思います。

1話のラストでやっぱりReゼロだなという衝撃から始まり、そこからReゼロらしさ満載でした。前半はスバルの「死に戻り」満載であり、けれども後半は第2章とは違いこれまでの仲間たちとの共闘がありなんといってもラスト直前でみせたスバルの演説シーンは、これまでのスバルとは違った力強さを感じるシーンとなっていました。

襲撃編はヴィルヘルムさんやプリシラの活躍などスバル以外のキャラクターの活躍が目白押しなので冬アニメの一押しなりそうです。

シークレット・レベル シーズン1

Amazon Prime Videoで独占配信されているビデオゲームの世界を舞台にオリジナルストーリーを描く大人向けのアンソロジーアニメシリーズです。

ゲームのPVなどで見られるシネマティックムービーを約15分にわたり観ているようでした。近いところだと「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」や「ドラゴンエイジ ブラッドメイジの聖戦」だと思います。すべて3DCGでありながらそれぞれのタイトルに合わせたキャラクターや世界観の表現をしていて多彩な作品となっていました。

  1. ダンジョンズ&ドラゴンズ ~女王の揺りかご~
    • テーブルトークRPGの金字塔です。プレイヤーはファンタジー世界で冒険を繰り広げ、創造力とサイコロを駆使してストーリーを進めます。
    • 2023年に公開された実写映画「『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』があります。これは筆者おすすめ映画でした!
  2. 師父 ~命が果てるまで~
  3. ニュー・ワールド ~過去と未来の王~
    • New World: Aeternum 筆者は未プレイ。
    • 死が存在しない島を舞台にした廃位された王が王位を求めてひたすら決闘を挑むがすぐに破れる。コメディタッチでありながら、ファンタジーの世界観もありました。
  4. アンリアル・トーナメント ~ザン~
    • 元のゲーム: Unreal Tournament 
    • 元は高速アリーナバトルでのスポーツFPS。
    • 内容は過酷な労働を強いられるロボットたちが、アリーナゲームでの激しいバトルを繰り広げます。
  5. ウォーハンマー40000 ~恐怖を知らざる者に~
    • 元のゲーム: WARHAMMER:40000
    • SFテーブルトークゲームみたいです。
    • 内容は全体的に暗い中をパワードスーツを身にまとった兵士がミュータントと戦いを繰り広げていました。
  6. パックマン ~サークル~
    • もととなったゲーム:パックマン ウェブ PAC-MAN WEB
    • 言わずと知れたゴーストを避けながら迷路を進み、ペレットを食べるレトロアーケードゲーム。
    • パックマンが自我を持ち存在であり、主人公の人型の生物が目覚める。「迷宮」から脱出する手助けをします。パックマンのゲームとはあまり関係がないかも
  7. クロスファイア ~好敵手~
    • 元のゲーム: CrossFire – Z8Games
    • オンラインマルチプレイFPS。
    • 傭兵同士が敵と味方に別れて一方は要人を警護し、片方は要人がもつ道具の奪取を試みます。
  8. アーマード・コア ~アセット・マネジメント~
    • 元のゲーム: ARMORED CORE VI OFFICIAL SITE 
    • ボットをカスタマイズし、戦略的な戦闘に挑むメカアクションシリーズ。
    • 氷の荒野で傭兵として生きるベテランパイロット(まさかのキアヌー・リーブス!)が依頼を受けて同じロボットと激しいバトルを繰り広げました。
  9. アウター・ワールド ~大切な友達~
    • 元のゲーム: Steam で 50% オフ:The Outer Worlds
    • レトロフューチャーな宇宙を舞台にした一人称RPGであり、企業支配が社会を形作ります。
    • これは資本主義への風刺かな。弱い立場の労働者がひたすら肉体を文字通り犠牲にして生活費を稼ぎ、好きになった女の子に会いにいきます。
  10. ロックマン ~始まりの物語~
    • 元のゲーム: Mega Man(日本名:ロックマン)
    • カプコンの有名シューティングゲーム。
    • アメリカのアニメらしいデザインに刷新されて、どちらかというと鉄腕アトムに近いストーリーとなっていました。
  11. エクソダス ~オデッセイ~
    • 元のゲーム: 「EXODUS」
    • 広い銀河で時系列が異なる娘を追う父親でありメカニックの奮闘が描かれる。
  12. スぺランキー ~冒険の数々~
    • 元のゲーム: Spelunky
    • 行く手を阻むダンジョンで死を繰り返してひたすら挑戦する冒険者たちの、ユーモラスかつ存在論的な苦悩を描く。
  13. コンコード ~インプラカブル号の物語~
    • 元のゲーム: コンコード
    • 8年かけてサービス開始から2週間でサービス終了。そんな不名誉な記録を打ち立てたゲームが元。とは思えないほど海賊たちの冒険譚。これがPVならなんで?と思えるほど魅力達なキャラクター達でした。
  14. 王者栄耀 ~万物の道~
    • 元のゲーム: Honor of Kings(オナー・オブ・キングス)
    • ゲームはマルチプレイヤーオンラインバトルだけどムービーはAIに挑む孤児の物語で、バトルアニメではなく主人公とAIとの会話がメイン。都市の描き方が秀逸でした。
  15. プレイタイム ~フルフィルメント~
    • 元のゲーム:PLAYTIME らしいがどのゲームが元になっているかはわからなかった。
    • 荷物を届けてお金を稼ぐ配達員(Uber Eats?)のオーは、とある宅配業者の謎めいた荷物の宅配を依頼される。その荷物には謎があり荷物を奪われないようにひたすら逃げながら目的地を目指す。配達するための道具が自転車だったり空を飛ぶ車だったり、翼が生えたりとシーンごとに様々な道具が登場して次は何が来るのかがワクワクしました。

ダンダダン

龍幸伸氏による漫画作品で、集英社のウェブコミックサイト『少年ジャンプ+』で連載されています。霊媒師の家系に生まれた女子高生・綾瀬桃(モモ)と、オカルトマニアの同級生・高倉健(オカルン)が、幽霊や宇宙人などの怪奇現象に立ち向かうオカルティックバトル&青春物語です。

2024年12月現在でも公開中です。

第1期が放送され、アニメーション制作はサイエンスSARUが担当しています。監督は山代風我氏、脚本は瀬古浩司氏が務めています。 サイエンスSARUは「犬王」や「平家物語」などを手掛けている制作会社で結構独特なタッチのアニメーションというイメージがあります。そんな制作会社が少年ジャンプの人気作品はどんな感じかと鑑賞してみたらそれぞれの話数がとても独特でした。

ターボババアとの激しいバトルがあったと思いきやアクロバティックさらさらの過去回想で涙が出そうになったりと濃密な時間でした。

銀河英雄伝説 Die Neue These フォースシーズン「策謀」 

2022年9月から全3章が劇場上映されて、激突から続く策謀。1988年からのOVAシリーズだと44話目のフェザーン占領までになります。

本シリーズの「策謀」では、おもに銀河帝国と自由惑星同盟の間で繰り広げられる政治的・軍事的な策略や陰謀が描かれています。とくにOVAシリーズだと「幼帝の亡命で自由惑星同盟の内部分裂を招く」というセリフだけだったのが、リメイクであるDie Neue Theseだとしっかりとどんな分裂をしているかを描いていました。これは2024年時点の世相を表しており、もしまた数十年後にリメイクをしたら、違った対立を描くかもしれません。

続編(だいたい1年前に告知)の決定しており、今度は自由惑星同盟の命運が決まる章になり待ち遠しです。

MFゴースト 2rd Season

2023年に放送された1st Seasonに続いての2rd season。1st seasonのラストで第2戦・芦ノ湖GTが始まり、この2rd Seasonで本格的に芦ノ湖戦が始まりました。芦ノ湖戦ではカナタが86の戦闘力不足を解消するため、チューナーの奥山広也の手によってマシンの改良を受けて、激しい順位争いを繰り広げて最終的に赤羽海人のフェラーリによる激しい3位争いが展開されました。また沢渡とベッケンバウアーとの心理戦とレースバトルに見ごたえがありました。

あとYoutube動画で頭文字DやMFゴースト特集の動画が配信されていたりと一昔までだとDVDの特集でありそうな動画が無料で観れるようになったのはうれしい。

チ。 ―地球の運動について―

魚豊氏による漫画作品で、15世紀ヨーロッパを舞台に、禁忌とされた地動説を証明するために命と信念を懸けた人々の物語です。連続2クールで放送中で12月時点だと14話まで放送されてちょうどオグジー編?なのかオグジーの物語が佳境を迎えていました。

本作はなんといっても星空がきれいです。ただ見るディスプレイが良いものでないと夜の表現がうまく見れないです。筆者はときどきノートPCで視聴すると重要な星を眺めるシーンが黒い画面になってしまい何がなんだかわからないときがありました。

嘆きの亡霊は引退したい

槻影氏によるライトノベルを原作としたテレビアニメです。最弱のハンターであるクライ・アンドリヒが、最強のパーティ「嘆きの亡霊(グリーヴァーズ)」を率いながらも引退を望む姿を描いたファンタジーコメディです。非常に話のテンポがよいコメディでとにかく周りの主人公であるクライへの信頼感と深読みが観ていて飽きません。

ファンタジーの世界観でありながらバトルものでもなく冒険者でもないです。気軽に楽しめるコメディファンタジーでした。近いところだとオーバーロードの「さすがアインズ様!」がひたすら繰り返されていました。

ドラマ

地面師たち

Netflixオリジナルの日本のドラマ。積水ハウス地面師詐欺事件をもとにした新庄耕氏の小説「地面師たち』を実写化した作品です。全7話で構成されており見やすい作品となっていました。1日あれば一気見できそうなのですが1話1話がとても濃厚であり、私は1日1話のペースで1週間かけて鑑賞しました。


監督及び脚本は2011年「モテキ」で第35回日本アカデミー賞話題賞・優秀作品部門を受賞や2015年「バクマン。」で第39回日本アカデミー賞の話題賞・優秀監督賞を受賞している大根仁氏です。

地面師のメンバー、不動産ディベロッパー、地面師を追う警察の3つの視点が交互に入れ替わっていきます。やっぱり目を引いたのは地面師たちがそれぞれディベロッパーを騙すまでのながれが見ていて毎回ハラハラしました。これはまさにクライムサスペンスという言葉がピッタリでした。

ただ注意したいのは、年齢制限が16+ということ正直ゲームならR18のZ指定ぐらいのグロとエロがあります。エロに関しては洋画のドラマのように突然シーンでかなり生々しく描写れていたので、けっこうびっくりしました。これは大根仁氏が深夜ドラマを数多く手掛けていたからかもしれません。

そして脚色されているとはいえ、本作は2017年とつい10年ぐらい前に起こった事件をもとにしていることに驚きでした。

ザ・ボーイズ シーズン4

アンチヒーロードラマのザ・ボーイズシリーズもシーズン4になりました。シーズン3で「クイーン・メイブ」と「ブラック・ノワール」が退場して、「スターライト」もセブンから脱退となりました。

そしてアメリカはは世論がホームランダーとスターライトで世論が完全に真っ二つに分断され対立し、それは政治にも影響している。またセブンには新しく加入したファイアークラッカーとセージ(ブラックノワールは影武者)。セージは社会的弱者に寄り添うふりして陰謀論吹き込んで生きる目的を与えるシステムを構築しようとする。これが忠実且つ巧妙で、世界が破滅に向かっていってるのでは?

あとやっぱりザ・ボーイズの展開は読めない。本当に最終回直前の展開は読めなかった。そこでこのキャラをこの人が!という展開であり冒頭とは反対の展開になるのはいつものことがだが本当に読めない。

次シーズンがファイナルに向けてラストで動き、最終的にホームランダーを倒せるのかそしたら誰なのか?エロさもグロさもザ・ボーイズらしくて慣れない。ファイナルシーズンということもありこれまでのヒーローが大団円になるのか。