筆者の2024年夏アニメとドラマを鑑賞した作品の一言まとめ。
こちら配信タイトルになります。(一部配信されていないタイトルもあります。)
アニメ
コードギアス 奪還のロゼ(ディズニープラスで配信中)
もとは2006年にサンライズからオリジナルアニメとしてコードギアス 反逆のルルーシュから始まり、続編である「コードギアス 復活のルルーシュ」の続き物語になります。
ルルーシュという名前がない通り外伝になるのか?オリジナルキャラクターが北海道を舞台にブリタニアに対してゲリラ戦をします。OVAコードギアス 亡国のアキトに近いです。
劇場上映からアニメ放送されておりクオリティは劇場並みでした。ナイトメアフレームはコードギアス 亡国のアキトと同じく3DCGで表現されており、「コードギアス 復活のルルーシュ」や「コードギアス 亡国のアキト」のキャラクターも登場します。これはシリーズファンとしてはうれしいところです。
全10話構成でちょっと少なく感じて、5話あたりから結構駆け足で話が進んでいる感じがしました。それくらい内容と登場する人物それぞれの背景描写が濃かったです。
狼と香辛料 第1期2クール(DMM TVにて配信中)
支倉凍砂先生のライトノベル。
4月から始まり連続2クール目です。夏クールから2008年版から新しいストーリーが始まりました。ただ作品の性質上物語に華がなく、物語が金融と大人同士の駆け引きがメインなのであまり話題になっていない感じなのが残念です。
株などの投資をやっていたりすると「貨幣の価値」と「物の価値」を第十八幕 決意の積荷と覚悟の交渉が興味深く鑑賞しました。
しかのこのこのここしたんたん(DMM TVにて配信中)
少年マガジンエッジで連載によるおしおしおによる日本の漫画作品をアニメ化。ギャグ漫画であるので運営がやりたい放題な印象です。最初のPVが1時間の耐久から始まり、予告なのかよくわからない告知動画。本編もおもしろいのですが、運営が次は何をしてくるんだろうかと楽しみでした。
推しの子 第2期
去年にYOASOBIさんの「アイドル」が大バズリし、作品自体も高いクオリティで話題になった推しの子。その第2期になり、原作だと2.5次元舞台編、プライベート編をアニメ化したものです。
最初1話目で、制作陣の本気で2.5次元をアニメ化したいという気持ちが伝わってきました。音響から演出まで何から何までクォリティが高くてどんな演出をするのかを毎週楽しみで待っていました。第3期も決まり原作も完結してしばらくは推しの子の熱はまだまだ続きそうです。
杖と剣のウィストリア
『別冊少年マガジン』(講談社)から大森藤ノ(原作)、青井聖(作画)で連載中の漫画をアニメ化したものです。大森先生は「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」が代表作品でこちらもアニメ化しています。大森先生が原作なだけあって世界観がダンまち感がところどころありますね。
内容は主人公が落ちこぼれかと思いきや実はという内容であるのと、魔法学園でのバトルと学園生活ということで結構ハリー・ポッターを感じました。ただエルフやドワーフが出てきたりとファンタジーが強めです。
そしてアニメは作画本当に良くてところどころ劇場版を観ているかのようでした!2期も発表されているので、いつになるかわかりませんがそれまで原作を読んで復習と予習をしながら楽しみに待ちたいと思います。
NieR:Automata Ver1.1a 第2クール
ゲーム「NieR:Automata」のアニメ化の2クール。1クールは2023年の冬から放送が開始され途中で一旦止まってから、夏に1クールが終了されたので、ちょうど1年経ってから完結しました。
アニメはゲームを準拠していて2Bが自分を2Eと明言していたりとゲームの内容をよりわかりやすくしていると感じました。特に「真珠湾降下作戦」が映像化しているのはうれしいところです。「真珠湾降下作戦」はコミカライズ(舞台もあったかな)など様々なメディアミックスされているので、今回のアニメ化で映像化したものをみれたのはうれしい!
原作がゲームをアニメ化したものだと今期で「天穂のサクナヒメ」があります(筆者は残念ながら未視聴です)。そしてNieR:Automataは内容が難しいと思っていたのですが、未プレイな方でもわかりやすく、プレイ済の方でも満足のいくストーリー展開と終わり方だと思います。
特に最終話の終わり方がゲームのエンディングをうまい具合に取り入れつつアニメオリジナルもあり、アニメ化のエンディングでした。
逃げ上手の若君
『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて「魔人探偵脳噛ネウロ」や「暗殺教室」が代表作の松井 優征先生による鎌倉時代から室町時代への移り変わりの時代を描いた「逃げ上手の若君」をアニメ化したものです。
少年少女の可愛らしい見た目とは裏腹に結構グロいです。音楽や作画が明るめなのに、ところどころで首が飛んだり血がでるのは当たり前なので、こういった血なまぐさい画が苦手な人はやめたほうがよいと思います。
そして若様普段可愛い。序盤の顔赤らめるのずるい。
NINJA KAMUI
めずらしい朴性厚監督によるオリジナルアニメ作品。アメリカ向けなのか忍者を題材にしていますが、アメリカ人が思う忍者感が満載で、中盤からパワードスーツが出てきてサイボーグ忍者同士のバトルとなりました。こういったCGバトルだとTVアニメ「牙狼<GARO>-VANISHING LINE-」を思い出しました。
内容もとある抜け忍の男が愛する家族を皆殺しにされ組織に復讐するという、洋画によくある設定でした。そして展開も話を大きく広げすぎた感じがしました。映画「ジョン・ウィック」で続編になるにつれ話が大きくなりすぎて、あれ?なんでジョン・ウィックは戦っているんだっけとわからなくなるのと似た感じがしました。
しかしながらアクションシーンはどの話数でもスタイリッシュでカッコよかったのです!そしてなによりOPが今期の中で一番かっこよかったですね!
銀河英雄伝説 Die Neue These (激突)
2022年の春より第3シーズンから全12話を3章に分けて随時劇場公開されたものをあらためて、TVシリーズとして放送したものです。原作での同盟軍の査問会とイゼルローン要塞とガイエスブルク要塞との激突を描いた話数構成となっています。
基本的には原作を忠実沿っていました。ただこのDie Neue TheseになりイゼルローンなどのSF要素がより詳細に描かれていました。現代の作画・CGで作り直しており美麗であり、特に今回の激突で同盟軍のローゼンリッター連帯のスーツを拝めたのはうれしい。
Die Neue Theseはやっぱり同盟軍の政治に対しての脚本が力を入れているような気がしますね。
ドラマ
七夕の国(Disney Plusで独占配信中)
Disney プラスで独占配信された寄生獣の作者である岩明均が原作の七夕の国をドラマにしたものです。謳い文句に「カンニバル」とありますが、カンニバルほどの村の陰鬱さはありません。
超能力の描写が結構地味なのと物語進行が緊張感のないの一言。スケールが小さいとは思えないが多いとも思えなかったです。
ドラマ冒頭で村がひた隠している超能力が摩訶不思議でそそられて最後まで見たけど、壮大な感じに話を広げた割に、え?これで終わり?
消化不良で終わった感想でした。
ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪(第2シリーズ)
映画「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚にあたるドラマシリーズの力の指輪の第2シリーズ。毎エピソードが1時間あり、それぞれのエピソードが美麗であるのと情報量が多いので短編の映画を観てる感覚でした。ただ2シリーズ目はなかなか話が進んでいない印象です。とくに人間のヌーメノールの進展がななかないのとありきたりな印象でした。
ですがラスト2話でのエレギオン防衛戦からの怒涛の展開はこれぞ指輪物語でした!
このシリーズでドワーフと人間の指輪が出揃ろったのと終わりは俺たちの戦いはこれからであり、ガラドリエルはエルロンド夫婦になるまでやってほしいです。