2024年冬アニメ、ドラマ(2024/1 ~ 2024/3)

筆者の2024年冬アニメとドラマを鑑賞した作品の一言まとめ。

今季は本当に豊作でしたね。冬アニメは秋からの連続が主であり新規だとパッとしないものが多数のイメージでしたが今作は本当に数が多くてまとめるのが大変でした。

どれも配信タイトルになります。

魔法少女にあこがれて(DMM TVにて配信中)

ウェブコミック配信サイト『ストーリアダッシュ』にて配信中の小野中彰大先生の漫画原作。

正直よくこの内容をアニメ化したなというのが印象。R18指定でFanzaで配信する内容を白線が入るとはいえ、一般に配信して内容ではない。これを思春期に見ていたら性癖が歪んでしまう。

勇気爆発バーンブレイバーン(DMM TVにて配信中)

ウマ娘などのスマホゲームなどで知られるCygamesとスーパーロボット大戦の大張監督が贈るオリジナルロボットアニメーション。

もうスーパーロボットが好きな人がやりたいことを13話のアニメに詰め込んだアニメでした。合体、ロボットが喋る、パイロットと会話、合体、敵だったキャラと戦いとのあとの友情。すべてが詰め込んだアニメでした。

大張監督も随時ロボットについて熱く投稿していました。

愚かな天使は悪魔と踊る(DMM TVにて配信中)

電撃マオウ(KADOKAWA刊)にて連載中のアズマサワヨシの漫画原作のアニメ化。

ハイテンションなラブコメアニメであり、終始観ていて楽しかったです。あとときおり出てくるジョー(阿久津の脳内アバター)チャム(リリーの脳内アバター)が野沢 雅子さんと田中 真弓さんなのですごくて笑えてきます。

ゆびさきと恋々(DMM TVにて配信中)

「デザート」(講談社)にて連載中の森下suu先生の漫画原作のアニメ化。

ロマンスとして魅せてくれました。話としてはゆったりとした雰囲気で雪のまっすぐに歩いている雰囲気と四季が移り変わる背景美術が本当にきれいでした。

葬送のフリーレン:一級魔法使い試験編(DMM TVにて配信中)

10月の2023年秋から連続2クールとして始まった葬送のフリーレン。冬はおもに一級魔法使い試験編のお話です。

すごいバトルアニメに仕上がっていました。1クールのほうはこれまでの軌跡をたどる人の情に焦点を当てていたのに対して、2クールはバトルがメインでした。とくに2次試験の迷宮のダンジョンはTOEIが描く最高の魔法バトルとなっていました。

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(DMM TVにて配信中)

小説家になろうの悪役令嬢もの。現在はコミックガルドにて最新話を配信中

悪役令嬢であるリーシェが、これまで6回目を死んでしまったので7回目は人生を謳歌するといったお話です。ゲームプレイである主人公が悪役令嬢に転生するものではなく、死んだらある地点までループすることでループ前の知識を活かすものです。

ハーレムではなくロマンスものとして楽しめました。

ダンジョン飯:第1期第1シーズン(DMM TVにて配信中)

九井諒子先生によるダンジョンに住まう魔物を使っていかに料理をするかという、ファンタジー作品としてかなり尖った作品です。

とにかく登場人物であるマルシルがかわいい。優秀なんだがドジで振り回されるときの表情がくるくると変わるのでみていてあきないです。

アニメーションはTRIGGERとなっているので作画はグレンラガンのようなコミカルな場面もありながら、モンスターやバトルどれもがクォリティが高いです。

今作は連続2クールなので春アニメの話題になっていきそうです。

治癒魔法の間違った使い方(DMM TVにて配信中)

小説家になろうの異世界転生もの。現在はMFブックスKADOKAWA)にて最新話を配信中。

よくある異世界転生して無双するものではなく、少年マンガである熱血なアニメとなっていました。

努力、友情、勝利をうまくまとめたアニメになっています。これは最近では珍しいではないでしょうか。やっぱり主人公であるウサトとローズ隊長とのやりとりがいまだとパワハラになるようなやりとりでありながら、信頼を深めていく流れは懐かしく感じます。

今作はローズ隊長が第2の主人公ではないかというくらい、キャラの深堀りしていて特に最終話直前の決戦前の過去エピソードがあったりとローズ隊長とウサトの師弟関係がうまいです。

終わりが俺達の冒険はこれからだといった内容だったので、続編を強く希望したい。

望まぬ不死の冒険者(DMM TVにて配信中)

小説家になろうの冒険ファンタジー。現在はオーバーラップノベルスにて最新話を配信中。

王道の冒険ファンタジーといった感じのアニメでした。これでいいんだよといった感じで、主人公が最弱になってから成り上がる物語となっていました。

悪役令嬢レベル99(DMM TVにて配信中)

小説家になろうの悪役令嬢もの。現在はMFブックスKADOKAWA)にて最新話を配信中。

ゲーム世界に転生した悪役令嬢ものです。よくある主人公が強すぎてギャグアニメになっていて、終始ユミエラ劇場が続きます。

魔女と野獣第:1クール(DMM TVにて配信中)

佐竹幸典先生の月刊ヤングマガジンで連載中の漫画原作のアニメになります。

ビジュアルに力を入れている作品となっていました。ダークファンタジー作品となっており全編通して暗くて重い話ばかり、正直抑揚がなくて盛り上がるところがないかな。

戦国妖狐: 世直し姉弟編(DMM TVにて配信中)

水上悟志先生の『月刊コミックブレイド』(マッグガーデン)された漫画原作アニメです。

犬夜叉みたいなノリのアニメでした。敵とのバトル中に主人公である山戸 迅火(やまと じんか)が新しい力に目覚めるの繰り返しといった感じのアニメとなっていました。

SYNDUALITY Noir-第2クール-(DisplayPlusにて配信中)

バンダイナムコグループによるオリジナルアニメの第2クール。本作は動画配信だとDisneyプラスで独占配信になります。

今作はバーンブレイバーンと同じくオリジナルロボットアニメです。バーンブレイバーンがスーパーロボットならSYNDUALITY Noirはリアルロボットになるのかな。

若干設定があやふやで、結局メイガスはなんだったのか?ヴァイスハイトが「人類が堕落するからメイガスは不要」一辺倒でありなぜその結論に至ったのかが最終話までわからなかった。

俺だけレベルアップな件(DMM TVにて配信中)

Chugong原案の小説。日本だとビッコマにて掲載中。

主人公が成り上がる作品でした。近いものだと盾の勇者の成り上がりが近いかもしれません。異世界転生の逆バージョンで現代にファンタジーのゲーム世界が出現してしまった世界です。

主人公が無双するものではなくレベルが最弱なところから、レベルアップして強敵と立ち向かう作品であり、主人公のほうが弱くボス戦でのハラハラドキドキ感を楽しめました。

時々成長してからの主人公がお兄様に見えてくる

魔法科高校の劣等生 司波達也

ラグナクリムゾン(DMM TVにて配信中)

小林大樹先生の『月刊ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)にて連載中の漫画を原作アニメです。

かなりストイックな主人公のバトルマンガでした。突如主人公が力をもちますが、その力をうまく使いこなせず四苦八苦して迫りくる敵を打ち倒すのが主軸でした。

熱かったのはやはり16話あたりの銀爪兵団とオルト・ゾラ&タラテクトラの決戦でした。それぞれの策略と力を振り絞り勝利するまでが本当に熱かったです。

初回1時間SPでありかなり力が入っている感じでしたが、後半になるにつれスケジュールになんとか間に合わせた感じがでてきていました。

サンドランド:悪魔の王子編(Disneyプラスにて配信中)

故・鳥山明先生(こう書かないといけないのが本当に寂しいです。)が原作のアニメです。もともとは劇場アニメとして公開され、今回の悪魔の王子編連続アニメように再編集されたものになります。

2024年4月時点だとDisplayプラス独占配信となっています。

内容は初期のドラゴンボールでありところどころレッドリボン軍のミリタリーや敵キャラクターなどが登場していました。

どちらかというとドラゴンクエストのキャラクターデザインが好きな方は好きになるかもしれません。今回の悪魔の王子編は悪魔のベルゼブブが主人公というよりは、老兵ラオが過去の因縁との決着が主なお話となっています。

ドラマ:アソーカ(Disneyプラスにて配信中)

スターウォーズのドラマ「マンダロリアン」で、実写として初登場したアソーカを主役においたドラマです。アソーカとなっていますが、実質アニメ「クローン・ウォーズ 反乱者たち」の続編といった感じでした。

スターウォーズのドラマは「マンダロリアン」以外だとパッとしないものがあるなかで、今作はとても見ごたえたあります。旧ファンへのサービスもところどころにあり観ていて楽しいドラマでした。

アソーカに関しては歴史が長いので大まかに知りたいかたはホッカイロレンさんの動画がわかりやすいと思います。