今作はジュラシックパークのリメイク?リブート?と言える作品で、初めて観たときを懐かしく感じながら鑑賞しました。ジュラシックパークの施設、発煙筒など涙がでそうになりました。特にバギーと暗視ゴーグルは感動しました。
- 原題
- Jurassic World
- 公式サイト
- https://www.jurassicworld.jp/
- 監督
- 登場人物
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- オーウェン・グレイディ
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Actor: クリス・プラット
「ジュラシック・ワールド」の恐竜監視員・管理人の一人。元海軍の軍人。
- クレア・ディアリング
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Actor: ブライス・ダラス・ハワード
「ジュラシック・ワールド」のパークの管理責任者。
- グレイ・ミッチェル
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Actor: タイ・シンプキンス
クレアの甥。
- ザック・ミッチェル
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Actor: ニック・ロビンソン
クレアの甥で、グレイの兄。
- 配給会社
- 制作会社
ここがおすすめ!
- 大迫力の映像とリアルすぎる恐竜達
- クリス・プラットがかっこいい
- 生き方について考えさせられる
あらすじ
恐竜の謎と優れた特性を体験し、至近距離でふれあうことができる高級リゾート「ジュラシック・ワールド」。このパークのマネージメントに意欲満々の野心家クレアの元へ2人の甥っ子、16歳のザックと11歳のグレイが訪ねてくる。フリーパスを渡された2人は、ジャイロスフィアという360度周りが見渡せるアトラクションに乗って恐竜の間を回っていた。しかしその時、あまりの凶暴さゆえに隔離状態で飼育されていた、禁断の遺伝子組み換え大型恐竜「インドミナス・レックス」が逃亡し、ジャングルの奥深くへと姿を消す。それはパーク内のすべての生
公式サイトより
本作の前作シリーズにあたるジュラシックパークは自分が観た時は1990年初頭の3DCG黎明期。その時代の代表作といえる新しい表現の驚きを子供時代にワクワクしながら観た記憶があります。
20年以上経過してることも考えると、改めて今の子供たちのために今風に作り直された恐竜映画が必要かもしれません。ちょいちょいある恐竜ブームがあるのかもしれません。
遊園地にいったときのアトラクション映画として、とてもおもしろいものでした。
また恐竜の話かと思ったら…
新しく始まったジュラシック・パークである「ジュラシック・ワールド」は、良い意味で裏切られた作品でした。
語弊があるかもしれませんが、観る前はあまり期待していなかったのです。93年に公開された映画「ジュラシック・パーク」の存在は、あまりにも大き過ぎます。当時としては、最新鋭の映像技術が導入され、リアルな恐竜がスクリーンで大暴れ!世界は映画に驚き、恐竜ブームを巻き起こしたほどの映画です。
ところがいざ鑑賞をしてみると、ただの恐竜パニック映画ではないのが分かります。恐竜映画であると同時に、人の愚かさを描いた映画でした。
テーマとなっていたのは、人間のエゴと格差問題。己のエゴのために生命を生み出し、物として扱うことの恐ろしさ。はては「戦争の道具」として、利用しようと企んでいる人物も登場していました。
命を道具にする行為は、映画の中だけの話と信じたいところです。しかし現実でも、既に起きています。強者に「道具」として扱われる弱者。人としての尊厳を奪い取られ、強者に虐げられている人々。胸に詰まるものがありました。
シリーズ1作目「ジュラシック・パーク」のオマージュ
「ジュラシック・ワールド」では、シリーズ1作目「ジュラシック・パーク」のオマージュが散りばめられていました。
ジュラシック・ワールドへ繋がる門。恐竜に追いかけられるシーン。乗り物の中でT-レックスの襲撃に合うシーン。倒れてしまった恐竜に寄り添うシーン。オペレーターが着ていたTシャツ。ヒロインの服装。発煙筒を使うシーンは、そのまま「ジュラシック・パーク」でどれも印象深いです。
さらに、ジュラシック・ワールドの全貌が明らかになるシーンでは、ジョン・ウィリアムズの「ジュラシック・パーク」のメロディが流れていました。
「ジュラシック・ワールド」は、シリーズを見たことがない人でも楽しめます。でも過去のシリーズを知っている人が観ると、別角度からも楽しめるようになっていました。
真の主役は2人の兄弟
「ジュラシック・ワールド」の主人公は、誰が何と言おうともクリス・プラット演じるオーウェンです。ただ真の主人公として捉えるのなら、2人の兄弟でしょう。
兄のザックは16歳の男の子。思春期が抜けていないためか、少々捻くれています。弟のグレイは、恐竜大好きな11歳の男の子。そして今作は、兄弟がジュラシック・ワールドに訪れるところが始まります。
兄弟の両親は離婚寸前になっていますが、子供達には打ち明けていません。しかし当の子供達は、既に感づいています。そんな兄弟二人は、彼らの叔母にあたるのは、ジュラシック・ワールドの責任者であるクレアに預けられます。クレアは利益至上主義で、家族は「二の次」と考えています。
兄弟の周りにいる大人達は、全く頼りになりません。そんな中でも兄弟は、獰猛な恐竜の追跡を逃れ生き抜きます。しかも廃車同然の車を修理してピンチを脱するのだから、想像以上に逞しいです。「ジュラシック・パーク」だとハモンドの孫であるマーフィー姉弟が同じ立ち位置だと思いますが、そちらはグラント博士がついていましたので、いかに今作の兄弟が逞しさが伺えます。
意外性ゼロのストーリー展開
ジュラシック・ワールドで1つ気がかりに感じたのは、意外性ゼロのストーリー展開でした。
痛烈な社会批判や遺伝子操作の恐竜等、チャレンジ精神あふれていると思います。これはジュラシック・パークで恐ろしい恐竜であったヴェロキラプトルが、今作だとブルーというなで主人公オーウェンとの親密な交流があり斬新な要素です。
しかし映画全体で見ると、大昔から上映されてきたパニック映画のままです。結末がどうなるかは、早い段階から想像がつきました。要は、ステレオタイプなパニック映画です。まあこれもジュラシック・パークをオマージュしている結果からくるものかもしれません。
ただ欲を言えば「ジュラシック・パークⅢ」から数えて14年ぶりの新作だからこそ、もう少し冒険して欲しかった気がしました。
人のエゴはジュラシック・パークから引き継いでいます
「ジュラシック・ワールド」映画後半の展開は、戦争映画のようでした。
ジュラシック・ワールドで恐竜が暴れた原因は、遺伝子操作の恐竜「インドミナス」の脱走でした。インドミナスが脱走した原因となったのは、施設不備です。施設不備を引き起こしたのは、人間の行き過ぎたエゴと愚かさ。
命の危険に立たされていることは、ジュラシック・ワールドの来客者には伝わっていません。利権を守るために人々の生活を犠牲にした結果、自分達の首を絞めることに。似たような出来事は「戦争」という現実で、既に起きています。
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