内容は夏の娯楽として、こんなものかなという印象でした。ジュラシック・ワールドの新3部作の大作映画をまとめた映画となっていました。またジュラシック・パークからの登場人物とジュラシック・ワールドの主要登場人物も引き続き登場の2つの視点から物語が進行する豪華キャストになっています。
- 原題
- Jurassic World: Dominion
- 公式サイト
- https://www.jurassicworld.jp/
- 上映日・配信日
- 2022年07月29日
- 監督
- 登場人物
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- オーウェン
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Actor: クリス・プラット
恐竜監視員・管理人の一人。元海軍の軍人。 ヴェロキラプトルの行動を研究し、ブルーらラプトル達を手懐けている。
- クレア
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Actor: クリス・プラット
「ジュラシック・ワールド」のパークの管理責任者。インジェン社のコンサルタントや株主資本の募集人等、様々な役職を務めている才女。
- エリー・サトラー
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Actor: クリス・プラット
古植物学者。かつてのイスラ・ヌブラル島事件の当事者の一人。 3作目では外交官のマーク・デグラーと結婚し2児を授かっていたが、現在は離婚し子ども達も巣立ったため、再び学者として復帰した。
- イアン・マルコム
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Actor: クリス・プラット
数学者で、カオス理論の専門家。かつてのイスラ・ヌブラル島事件の当事者の一人で、サンディエゴ事件の当事者でもある。
- アラン・グラント
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Actor: クリス・プラット
古生物学者。かつてのイスラ・ヌブラル島事件の当事者の一人で、後にカービー一家に巻き込まれてイスラ・ソルナ島でもサバイバルを経験した。
- メイジー・ロックウッド
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Actor: クリス・プラット
シャーロット・ロックウッドの娘であり、恐竜たちを人間の世界へと開放した張本人。 前作ではシャーロットのクローンだと言われていたが、子供が欲しかったシャーロットが無性生殖技術を使って、シャーロット自身が生んだ娘だという事が判明した。
- 配給会社
ここがおすすめ!
- 過去作のキャストやパロディが出てきて、ジュラシック・パークファンにはたまらない
- 大型恐竜のバトルはやっぱり迫力があります!
- 虫が苦手な人は注意が必要かも…
あらすじ
最終章ではシリーズの生みの親・巨匠スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、監督には『ジュラシック・ワールド』の名匠コリン・トレボロウが復帰する。前作のラストで我々の住む世界に放たれた恐竜たち。地球を支配するのは人類か恐竜か、それとも共存という夢はかなうのか? 29年にわたり恐竜と人類の闘いと絆という両極を描いてきたシリーズが、ラストにすべての予想を遥かに超える答えを提示する。
作品情報|映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』公式サイト
2015年から始まった新しいジュラシック・ワールドが完結する。前作のジュラシック・ワールド/炎の王国で恐竜が人の世界に解き放たれ、どんな共存した世界がまっているのか?
と思いきやそれは冒頭の30分ぐらいで終わり、ほぼスパイ映画となっていました。
スパイ映画といっても娯楽要素がつよくしっかりと恐竜アトラクション映画として楽しむことができる作品となっていました。
過去のジュラシック・パークの登場人物がレジェンドとして登場
1993年に劇場公開されスピルバーグ監督より3DCGをたくみに使用しリアルな恐竜を描くことに成功した「ジュラシック・パーク」。その主要登場人物であるアラン・グラント博士(サム・ニール)、エリー・サトラー博士(ローラ・ダーン)とイアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)が再登場します。これは過去作から観ている人には嬉しいものでした。
またジュラシック・パーク1作目のオマージュが随所に見られました。イアンがギガノトサウルスに囮となってみせたり、ディロフォサウルスがある悪役(ネタバレになるので伏せます)に襲い掛かるシーンもあったりと過去作を見ていると過去作を思い出しながら楽しむことができました。
大事なものを救出と陰謀を暴く2軸で進行するスパイ映画。
前作で恐竜を人の世界に解放してから4年後の世界。そんな恐竜がちまたに恐竜がいる世界で人はどんな生活を営んでいるのかと思いきや意外と普通に生活しています(そんなに恐竜の数は少ないのかもしれない)。もの珍しいもの動物として違法な繁殖や不法取引の材料として扱われている。
そんな中前作からのメインキャストであるクレアは捕獲・繁殖された瀕死の子恐竜を救出したり、オーウェンはカウボーイさばがら逸れた恐竜を保護区に連れ戻したりとしています。
そして前作から今作でも重要な人物として登場するジュラシック・パーク共同創設者の亡き娘の遺伝子から生まれたクローンであるメイジーはクレアとオーウェンの養女として山奥で暮らしています。4年から経ち思春期を迎え、二人の危険だから町に行ってはいけないなどの山奥の生活に閉塞感を覚えています。
そんな3人の元に今作で重要な遺伝子をもつブルーの赤ちゃん「ベータ(メイジー命名)」と、メイジーがジュラシック・ワールドの大手CEOバイオ会社「バイオシン」の手により誘拐されてしまう。
その一方ウェストテキサス州の農場では不可解な出来事が多発する。肥大化したイナゴが農場の作物を食い散らかしてしまう事例が発生。引っ張り出されたのは植物学者のエリーでしである。エリーは食い散らされた畑の中でバイオシンの肥料を使った畑だけ食い散らされていないことに気づく。エリーはかつての旧友でありレジェンドの博士となりバイオシンから怪しまわれないアラン博士と共にバイオシン社を訪れます。そこでイアン博士の協力の下、真正面からバイオシン社に潜入する。
こういったようにクレアとオーウェンがメイジーを救出する物語とエリーとアランがイアンの協力のもとバイオシン社に潜入する物語という2軸の物語が同時進行で進んでいきます。
あれ恐竜は?
1993年に公開された「ジュラシック・パーク」。当時の最新CG技術によって劇場に登場した恐竜体験はそれはもう素晴らしい映画体験を与えてくれました。そんな恐竜映画も今作で6作目であり、冒頭ジュラシック・ワールドの顔ともなったモササウルスがベーリング海で漁船を転覆するシーンや、雪山でステゴサウルスが湖を闊歩しいたり、トリケラトプスの赤ちゃんが不法な取引をしていたりと冒頭に今作の世界での人間と共存について提起しています。そしてやっぱり恐竜の描写に迫力と愛着がありました。
これはジュラシック・パークを初めて見たときを思い起こされるものでした。
しかしながらそれ移行はエンターテイメントを求めて共存はどこいったという感じになります。恐竜というより俳優を見せることに注力し、ザ・恐竜とハリウッドスターがコラボレーションしている映画となって行く感じがしました。恐竜がオーウェンやクレアに襲いかかるシーンがところどころあるのですが、人間兵器となっている恐竜が襲いかかっても野生の恐竜が襲いかかるわけではないので人間のほうが主役なのかなと思ってしまいました。
そして今作で重要になってくるのが「イナゴ」。虫かよ!それが巨大化して人間社会に大きな災となる。イナゴの群れは出エジプト記に出てくるぐらい有名だが今作で出す意味ってあったのかな。
T・レックスはきちんと出てきます。ただもはやこのシリーズだから出さないといけないよね。みたいなだれかの顔を伺ってだした印象で恐ろしさもなくスリリングでもなく作品の顔では無くなってしまったなという気がしました。
エンターテイメント大作の完結として
スパイ映画としてアクションは楽しく鑑賞できましたし、過去作のキャストも出演しこれは「ジュラシック・パーク」のファンとしてうれしいです。ただこれはなんとなくよくある3部作のハリウッド映画というのが感想です。
新三部作の1作目は良かった。これからが楽しみと思っていたら2作目であれ?作品の方向性が変わるの?で3作目はまあなんとか締めたな…。これはあれです、『スター・ウォーズ』新三部作と同じ感想です…。
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者を執筆しました。
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