ディズニーの新しいIPコンテンツ – パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち

2か月 ago

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難しいことや教育めいたものはなく、エンターテイメントであり、テンポよく軽快に進んでいきます。 作品の大半は船の上でのシーンになっているので、観ているだけで気持ちよく航海しているかのような爽快感がありました。

原題
Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pearl
公式サイト
https://www.disney.co.jp/studio/liveaction/0403
監督
登場人物
ジャック・スパロウ

Actor: ジョニー・デップ

主人公。海賊で自らをキャプテンと名乗っている。バルボッサと因縁がある。

ウィル・ターナー

Actor: オーランド・ブルーム

ポート・ロイヤルで鍛冶師として生計を立てている。総督令嬢のエリザベス・スワンに恋心を抱いている。

エリザベス・スワン

Actor: キーラ・ナイトレイ

ポート・ロイヤルの総督の一人娘。ウィル・ターナーと身分違いの恋をしているが、親に無理やり決められた相手と婚約させられる。

ヘクター・バルボッサ

Actor: ジェフリー・ラッシュ

伝説の海賊の一人。ジャック・スパロウと因縁がある、呪われた海賊。本作のヴィラン。

配給会社

ここがおすすめ!

  • ディズニーランドの人気アトラクション「カリブの海賊」の実写映画版
  • 唯一無二の主人公ジャック・スパロウ
  • 誰もが心躍らせるサウンドトラック

あらすじ

ブラックパール号を率いる冷酷な海賊の船長バルボッサが町を襲撃し、総督の娘エリザベスがさらわれる。密かにエリザベスに恋心を抱いていたウィルは、一匹狼の海賊ジャックと手を組み、彼女を救い出すことに。呪いによって生きた屍と化していたバルボッサと船員たちの狙いは、エリザベスが身に付けている黄金のメダル。そしてその最後の持ち主だったウィルこそが、死よりも苦しい地獄のような呪いを解く鍵となる。ブラックパール号を奪われた過去を持つジャックは、復讐として一発の銃弾をバルボッサに撃ち込むが―。

公式ウェブサイト

ウォルト・ディズニー・カンパニーの創始者であるウォルト・ディズニーは、アニメーションだけではなく大人と子どもの両方が楽しめるディズニーパークの建設とアトラクションの設計にも携わっていました。そんなウォルトが最後に携わったアトラクションが、本作の元のなった「カリブの海賊」です。東京ディズニーランドにも設置されているこのアトラクションは、長年にわたって人々から支持される人気アトラクションです。

そんなアトラクションが2003年、実写映画化されました。それが『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』です。

このようにディズニーのアトラクションをもとにした映画は「トゥモローランド」があります。

人気アトラクションを実写映画に

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』は2003年に公開され、それはディズニーにとって後のマーベルシリーズと並ぶ挑戦的な作品だったと言えるでしょう。ディズニーのテーマパークのアトラクションが映画化される例はそれまでにもいくつかありましたが、あまりヒット作には恵まれませんでした。そして海賊映画で特にヴィランである「海賊」を主役に据えた作品はヒットに恵まれているとは思えません。本作に近い映画だと『カットスロート・アイランド』(Cutthroat Island, 1995年)になるでしょうか。

さらには、本作は海賊の世界を扱うため、残虐なシーンも含んでおり、子どもを含めた家族をターゲットに全年齢向けの作品を作ってきたディズニー映画としては初めての年齢制限(PG-13)を受ける内容となります。このようなリスクが多かった中でディズニーは制作にゴーを出し、結果的に予算が1.4億ドルに対し、世界興行収入が6.5億ドルとなり見事な世界的大ヒットを遂げたのです。

このヒットにはいくつか理由があると思いますが、そのうちの一つに、アトラクションで展開されているカリブの海賊たちの世界観を壮大なスケールでスクリーンに持ち込んだことが挙げられるでしょう。「カリブの海賊」では、リアルに作られた人形やセットが魅力で、複数の場面展開でさまざまな海賊の物語が語られています。映画ではそんなアトラクションの名場面をいくつも忠実に再現しています。中でも印象的なのは、投獄された海賊たちが犬を使って鍵を手に入れようとしている場面ではないでしょうか。映画を見ながら「あ、アトラクションのあの場面だ!」と私も興奮してしまいました。

近年では逆輸入のような形で、より映画に近づいた世界観をアトラクションで楽しむことができます。映画とアトラクション、どちらが先でも存分に楽しめる仕掛けは贅沢ですね。

他にはないキャラクターのジャック・スパロウ

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』で最もアイコニックな要素の一つが、主人公であるジャック・スパロウの独特なキャラクターです。スパロウ役を演じたジョニー・デップが、実在した海賊たちの文献から得た情報に、さまざまな役者の演技、ロックスターの立ち居振る舞いなどを加えて作り上げたこのキャラクターは、大きな存在感を放っています。それはビジュアルがとても個性的なのですが、表情の作り方や酔っ払いのような雰囲気、破天荒な言動などすべてが印象的で、多くの人々の心をつかみました。この演技でデップはアカデミー主演男優賞にノミネートしたほどです。

そして映画が公開されるやスパロウは大人気キャラクターとなり、今でも日本のハロウィーンの仮装ネタとしても人気です。スパロウはディズニーのテーマパークにも出現するなど、活躍の場を広げています。適当そうに見えたり、抜けていたりするのに、決めるところは決めてなんだかかっこよく見えてしまう、そんなユニークなヒーロー像は、まさしく本作の最大の魅力の一つでしょう。

また他にも2003年にアカデミーショーを受賞した「ロード・オブ・ザ・リング」でレゴラス役のオーランド・ブルームやこの年以降さまざまな主演を演じるキーラ・ナイトレイが若干18歳で抜擢されています。

まさに映画音楽史に残る名サウンドトラック

本作映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』を盛り上げたのは、その物語や映像、キャラクターだけではありません。本作を語る上で欠かせないのが音楽です。もともと、アトラクションの「カリブの海賊」でも音楽は大きな存在感を放っていました。「ヨー・ホー」という海賊の歌は、アトラクションを降りた後でもついつい朽津さ見たくなってしまうメロディーで、映画の中でもたびたび登場しています。

しかし、それ以上に大きな存在感を放っているのが、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』のメインテーマともいえる「彼こそが海賊(He’s a Pirate)」です。この曲を聞けば誰もが本作のことを思い出すでしょう。本作とは関係のないテレビ番組でもよく使用されているほか、人々の投資を鼓舞してくれるサウンドだからか、スポーツの試合で選手が入場局などに使用したり、日本国内では運動会や体育祭などでもよく使用されたりしています。

一度聴いたら耳から離れないメロディーと、自然と聞く人の高揚感を煽るこの曲は本作のテーマや世界観を表現するのにぴったりな一曲で、この曲なしで本作の成功など考えられないほどだと思います。この楽曲のメロディーは、他の曲でもモチーフとして使用されており、映画のさまざまな場面でそれを楽しむことができます。「彼こそが海賊」にも印象的な楽曲は多く、この映画のサウンドトラックが映画音楽界にもたらした影響は非常に大きいと言えるでしょう。

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』は魅力にあふれる作品です。リスクの高い挑戦的な作品だったとは思いますが、それを見事にはねのけて人気シリーズへと成長したのは、納得です。ベースとなったアトラクションのファンも楽しむことのできる映画であると同時に、物語だけでなく視覚でもキャラクターでも聴覚でも楽しませてくれる作品です。

20年たった現在でも続編である「パイレーツ・オブ・カリビアン6」の企画が噂され、まだまだ人気が建材であるシリーズとなっています。CGなどは多少見劣りしますが、本作だけでもしっかりと完結しておりエンターテイメント性が高くて、これぞ娯楽!です。

ディズニーの世界が好きであり、まだ見ていないという方もすでに見たという方々も、本作を改めて鑑賞してみるのはいかがでしょうか。

各サイトのレビューサイトのスコア

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このページではDisneyPlus Jpで配信中のパイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たちから執筆しました。

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