全体をとおして主人公は、ほむらでした。 最後にいい意味で泥をかぶります。 せっかく救われると思っていたのに、ラスト10分辺りから口が開きっぱなしでした。ここまで混沌した内容で鬱の内容なのに感動しました。 なんだろう表現できないです。 小さな違和感から、世界を調べ始め、偽りと見抜き、真実にたどり着く。脱帽です。 戦闘も凄く、マミさんとほむらの戦闘は必見でした。 魔法少女まどか☆マギカを観たことがない人は、劇場版の前編、後編、新編を続けてみることをおすすめします。 ただ一言子どもと一緒にみてはいけません。トラウマになります。
- 原題
- PUELLA MAGI MADOKA MAGICA THE MOVIE: REBELLION
- 公式サイト
- https://www.madoka-magica.com/rebellion/
- 監督
- 登場人物
ここがおすすめ!
- 映像に隠された仕掛けの数々
- 考察がはかどる演出シーン
- 何度見ても新しい楽しさや面白さがある
あらすじ
魔法少女は絶望から救われたのか―”円環の理”に導かれて、少女たちの新たな物語がはじまる。鹿目まどか。かつて幸せな日々をおくっていた平凡な一人の少女が、その身を賭してすべての魔法少女たちを残酷な運命の連鎖から解き放った。まどかへの想いを果たせぬままに取り残された魔法少女・暁美ほむらは、彼女の残した世界をひとり戦い続ける。「懐かしいあの笑顔と再びめぐり合うことを夢見て―」テレビシリーズをベースに制作された『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編/後編]』を経て、満を持して送り出される『[新編] 叛逆の物語』。総監督・新房昭之、脚本・虚淵玄(ニトロプラス)、キャラクター原案・蒼樹うめ、アニメーション制作スタジオ・シャフト。そして彼らを中心に多くのメインスタッフが再集結。脚本・作画、全てが完全新作。鹿目まどかは世界を変えた。その後の世界で、魔法少女が見るのは、希望か、絶望か。
公式サイトより抜粋
新規ストーリーを劇場版ですることへの不安
テレビシリーズ『魔法少女まどか☆マギカ』の完成度は非常に高かったうえに、終わり方も秀逸でアニメ史に残る名作と言える作品です。『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』は、そんなテレビシリーズをベースに制作された『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編/後編]』のその後を描いた作品になります。
爆発的に売れたコンテンツは続編を作らされる例が多く、『インディージョーンズ』や『ターミネーター』等は3以降では残念な作品になってしまいました。
好きな作品の続編が作られることは嬉しい反面、それ以上に不安な気持ちが付きまとうものです。ですが、本作品は単刀直入に言って「傑作」の一言に尽きます。
視聴前に抱えていた不安など一瞬で消し飛ばしてくれるほどの良作アニメ映画でした。
特にテレビシリーズ第一話の『あなたは自分の人生を尊いと思う?家族や友達を大切にしてる?』『私は大切だよ。家族も友達のみんなも大好きで、とっても大事な人たちだよ』というほむらとまどかのやり取りを改めて問いただすようなラストシーン、そしてサブタイトルに「叛逆の物語」と銘打った理由が明確になったときは鳥肌モノです。あまりに悲壮であまりに残酷なストーリーでありながらストーリー展開上の理不尽さなどは感じられず、テレビシリーズの頃から本作品の顛末への布石を打っていたのではないかを思えるほどの秀逸さには痺れましたね。
そんな『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』は秀逸なストーリーテリングに、独特のメルヘンホラーな世界観、作画の美しさはもちろんなのですが、一番の魅力は何と言っても「映像に巧みに隠された仕掛けの数々」でしょう。前作から秀逸な伏線が多いことを高く評価されていた作品でしたが、本作はそれが特に顕著でストーリーの核心に迫るような伏線や暗示、小ネタが随所に散りばめられているのです。
例えば、冒頭のとあるキャラのセリフが実はラストの展開を示唆していたり、キャラの一挙手一投足の動きが実はそのキャラの精神状態を表していたり。たった一瞬しか映らないワンシーンに小ネタが盛り込まれているなど、そういった細かい伏線や暗示のようなシーンが何十から何百個と映像の至るところに隠されています。そういった伏線が好きな人は必ずハマる作品でしょう。
ストーリー各所に散りばめられた伏線の数々
伏線や暗示シーンの回収に気付いたときには思わず声が出るほどの衝撃がありますよ。
それだけ伏線や暗示シーンが多い作品であるため、多くのファンの間ではさまざまな考察も飛び交っています。
「実はあのときのあの描写は、ラストシーンの演出を示唆していたのではないか」とか「あの登場人物の言動の変化が、実は状況が変化したことを示唆しているのではないか」などなど。数え上げればキリがないほどの考察がネット上にアップされています。
そういったネット上の考察でストーリーを補完しつつ、改めて『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』を見返してみると、また違ったストーリー展開に感じられるのです。
本来、多くの作品は一度目の視聴が最も面白く、二度目や三度目の視聴となると展開を知ってしまっているがゆえに面白さは目減りしてしまうもの。
しかし、『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』は視聴するたびに新たな伏線や暗示シーンへの気付きがあり何度でも見たくなりますし、一度目よりも二度目、二度目よりも三度目の方がより面白いという稀有なアニメ映画と言えるでしょう。
ただし、『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』はストーリーがやや複雑で、たった一度の視聴ではそのストーリーを完璧に理解するのは難しいというのも正直なところです。膨大な伏線や暗示シーンが仕掛けられているため、制作側としては二度目や三度目の視聴を前提で制作した作品なのかもしれません。一つの作品を何度も見返すのが苦手という人には少し不向きな作品でしょう。
新編 叛逆の物語とTVシリーズをまとめた総集編を含めておすすめ
『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズは芸能人にもファンが多く、根強い人気のある名作アニメです。秀逸な伏線や練り込まれた重厚なストーリーが好きな人には間違いなく刺さると胸を張っておすすめできる作品ですね。
『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』は前作の続編にあたる作品ですので、シリーズ未視聴の場合は、まずはテレビシリーズ『魔法少女まどか☆マギカ』または『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編/後編]』を先に視聴することを強くおすすめします。
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で配信されている「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語」のあらすじ、感想、評価を紹介しました。気になる方は、ぜひ下記URLのからチェックしてみてください!
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語
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