新3部作の中のお話。アナキンとルークの話で言うとクローン戦争と帝国の逆襲でしょうか。旧作と比べるのはあまりいいこととは思いませんが、この前の作品に比べるとまるで話がなかったというのが印象。
- 原題
- Star Wars: The Last Jedi
- 公式サイト
- https://starwars.disney.co.jp/movie/lastjedi
- 監督
- 登場人物
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- レイ
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Actor: デイジー・リドリー
惑星ジャクーで孤独に 暮らす廃品回収業者だったが、ひょんなことからレジスタンスの一員に加わる。フォースを扱えるため、ジェダイとなる度を歩むこととなる。
- フィン
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Actor: ジョン・ボイエガ
ファースト・オーダーから脱走した元ストームトルーパー。今ではレジスタンスの一員。勇敢で仲間思い。
- ポー・ダメロン
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Actor: オスカー・アイザック
レジスタンスの優秀なパイロット。大胆不敵で、仲間を守るために命を懸けて戦う。リーダーシップを摂ろうとするも、時に無謀な言動を見せる。
- カイロ・レン
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Actor: アダム・ドライバー
レイアとハン・ソロの息子で、ダークサイドに傾倒。内なる葛藤を抱えながらも、ファースト・オーダーの指導者として恐れられる存在。レイと不思議な絆でつながっている。
- ルーク・スカイウォーカー
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Actor: マーク・ハミル
伝説のジェダイ・マスター。孤島で隠遁生活を送るが、レイとの出会いが彼を再びジェダイやフォースと向き合わせることとなる。
- 配給会社
ここがおすすめ!
- 「スター・ウォーズ」シリーズ史上、評価が最も割れた一作
- 多様なキャストが起用されている
- 新たな「スター・ウォーズ」の構築
あらすじ
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でついに登場した伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカー。 彼の出現は銀河に何をもたらすのか?眠っていたフォースが覚醒したレイは彼のもとで修行を重ね、やがてダース・ベイダーを継ごうとするカイロ・レンとの決戦に挑んでいく。 二人は“光”と“闇”のせめぎ合いの中で揺れ動き、互いに苦悩する。そんな中、銀河を二分する戦闘はますます激化。銀河の支配をもくろむ組織ファースト・オーダーを率いるのはスノーク。それに立ち向かう同盟軍レジスタンスを指揮するのはレイア・オーガナ。激戦の末、しだ
公式ウェブサイト
1977年の初作公開以降に世界中で長きに渡りファンを虜(とりこ)にし続けている「スター・ウォーズ」シリーズ。続く1980年公開の『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』、83年公開の『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』にてオリジナルの旧三部作が完結すると、その前日譚となる新三部作が1999年より公開されました。そして『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に続く続三部作が2015年公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を皮切りに公開されました。今回執筆しました『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、続三部作の2作目、「スター・ウォーズシリーズ」としてはエピソード8にあたる作品となります。また世界中でさまざまな議論を巻き起こした作品としても知られています。
「スター・ウォーズ」シリーズ史上、最も評価が割れた作品
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、「スター・ウォーズ」シリーズの中でも特殊な作品といえるでしょう。それは映画を見た人の間で最も賛否の評価が分かれた一作だからです。また最終的に興行としてはヒット作とはなったものの、前作ほどの収益は上げられず、続三部作が尻すぼみになってしまう原因を作ることとなってしまいました。
これはレビューサイトRotten Tomatoesの批評家からのレビューがTomatometer: 95% なのに対してユーザーからのスコアがPopcornmeter: 41%からもみてとれます。(2025年2月時点)
Rotten Tomatoes
批評家や観客から映画やテレビ番組のレビューを集めるレビュー集計サイトである。とくにプロの批評家によるレビューのうち、肯定的なレビューの割合に基づいてトマトメーター・スコアが割り当てられ、オーディエンス・スコアは一般の視聴者が投稿した評価やレビューを反映している。
本作の出だしは順調でした。映画の一般公開前に公表される批評家からの評価は軒並み高評価だったからです。
しかし本作が一般公開されるや否や、一般観客からの評価が高評価の数を上回り、結果的に評価が真っ二つに分かれることとなってしまいました。特に往年の「スター・ウォーズ」ファンからの低評価が目立ち、作品を巡ってはインターネットを中心に非常に大きな議論を巻き起こすことになります。正直なところ、かなり醜い応酬が繰り広げられていました。
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現在もなお、本作の評価は大きく割れていますが、この一番の原因は、それは「ファンが見たい作品を提供できなかった」ことだと考えられます。
多様なキャストが登場する作品
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、「スター・ウォーズ」シリーズの中でも多様なキャストが起用されている作品だったといえます。前作から引き続いて、続三部作のメインキャラクターとなるのがレイ、フィン、そしてポーの三人です。それぞれのキャラクターを演じる俳優が女性、黒人、ラテン系という性別と人種で構成されています。
加えて、本作で新キャラクター二人が大きな批判を集めました。ローズ・ティコとホルド中将という二人の女性です。ローズには、演じる俳優の人種や見た目に対しての批判がほとんどを占め、ネットリンチのような様相を呈しました。ホルドには、彼女の最後の決断による一撃(ホルド機動)が、それまでのシリーズ設定から逸脱するものであるという批判が集中しました。
ホルド機動
自身が操縦するクルーザー(ラダス)を敵のメガ級スター・ドレッドノート(スプレマシー)に光速で衝突させた。その際、ホルドはラダスがハイパースペースに入る寸前で敵艦と交差するよう、ポイント・ブランク・ハイパースペース・ジャンプのタイミングを完璧に調整した。その結果、スプレマシーは真っ二つに破壊された。
Wookieepedia | Fandom より
「スター・ウォーズ」シリーズかぎらず多様性の考え方は、非常に難しい問題です。とくに「多様性、公平性、包摂性(DEI)」ポリシーは2020年代中盤まで映画に限らず多くのエンターテイメント業界に浸透した問題でもありました。
そしてスターウォーズシリーズの舞台となっている「遠い昔、遥か彼方(かなた)の銀河系」には、肌の色やジェンダーを超越した多様な生命体が生息しているはずです。だから実際に、作品には奇抜の肌の色や、性別が分からないキャラクターが少なからず登場しています。それをわれわれの現実世界の尺度で評価すべきなのでしょうか。
確実にいえるのは、近年の「スター・ウォーズ」シリーズでは、メインキャラクターにさまざまな人種や性別の俳優が起用されています。これは、多様な生命体が生息する銀河系をより表現しやすくする良い傾向なのではないかと感じます。
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新たな「スター・ウォーズ」像の構築
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、新たな「スター・ウォーズ」像を構築しようという心意気を感じさせる作品だともいえます。前作となる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、新たな物語を作る一方で旧三部作へのリスペクトを多く払った一作でした。シリーズの創造主であるジョージ・ルーカスのいない「スター・ウォーズ」の登場に不安を抱くファンを安心させるのに十分な要素を多分に含んだ作品だったと言えます。その一方で、なぜ現在に新たな三部作を製作するのか、という意義の部分については薄かった印象を受けます。
良い部分を探すと「従来のスター・ウォーズシリーズ像を打ちこわしつつも、前作からの物語を破綻なく継承することで全く新しい三部作を作る」という挑戦がみてとれました。これは古い英雄像や悪役像を投げ捨て、懐古主義から脱しようとする試みは、批評家からも高評価でした。
ただそれがスターウォーズシリーズファンの見たかったものかというと、そうではありませんでした。このミスマッチが、本作への意見を真っ二つに分けた要因でしょう。ファンはこのシリーズに対してそれぞれ独自の解釈を有しています。そのため、本作を高く評価するファンがいるのも事実です。多様なファンを抱えているからこそ、皆を満足させる作品作りはより難しいのかもしれません。
その点でいうと外伝であるローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーはファンが見たかったともいえるものだと思います。
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、話としても終始レジスタンスの逃走劇で終わり、レジスタンスが弱すぎるのとどうやって希望を見出すのかわかりませんでした。またレイって本当に主人公?というのと前作でラスボスがあったスノークがあっさりと退場したりと前作からの伏線を全て壊してから新しいものがなかった印象です。
それは「ルークとレンの師弟関係」と「ファーストオーダー」が出てきますが結局??正直言うとディズニーが行き会ったりばったりでとりあえず作ったと思うしかない作品と思いました。
本作はシリーズの中でも特に極端に意見はこの影響もあると思われます。これを傑作と感じるか駄作と感じるかは、本当に受けて次第の作品です。
各サイトのレビューサイトのスコア
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このページではDisneyPlus Jpで配信中のスター・ウォーズ/最後のジェダイから執筆しました。
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