全てが暗い!画が暗い、世界が暗い背景全般が黒い。ただ見にくくは無いです。それが今作の持ち味だと思います。 80年代のアメリカの世界観や音楽好きな人にはとてもおすすな映画でした。
- 原題
- The Batman
- 公式サイト
- https://wwws.warnerbros.co.jp/thebatman-movie/
- 監督
- 登場人物
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- ブルース・ウェイン / バットマン
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Actor: ロバート・パティンソン
両親殺害の復習を誓い、夜はマスクで素顔を隠し、アクト敵対して犯罪者の心に恐怖を植え付ける存在”バットマン”となって2年。ある日、最狂の知能犯リドラーに狙われたことで、彼の良心が狂気に変貌していくことになるー。
- セリーナ・カイル / キャットウーマン
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Actor: ゾーイ・クラヴィッツ
自らの目的のため、ネコのようなスーツとマスクを身に繕い、ゴッサム・シティの権力者や悪党を狙って盗みを働く謎めいた人物。ブルースに近づき協力を持ちかけるが、その目的とは・・・?
- 配給会社
- 制作会社
ここがおすすめ!
- グッと現実的なゴッサムシティ
- 豪華な俳優陣に注目!
- 狂気に満ち溢れた謎解きゲーム
あらすじ
優しくもミステリアスな青年ブルース。 両親殺害の復讐を誓い、悪と敵対する存在"バットマン"になって2年が過ぎた。 ある日、権力者を標的とした連続殺人事件が発生。 犯人を名乗るリドラーは、犯行の際に必ず”なぞなぞ”を残していく。 警察や世界一の名探偵でもあるブルースを挑発する史上最狂の知能犯リドラーが残した最後のメッセージは___「次の犠牲者はバットマン」。 社会や人間が隠してきた嘘を暴き、世界を恐怖に陥れるリドラーを前に、ブルースの良心は狂気に変貌していく。 リドラーが犯行を繰り返す目的とはいったい___?
映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』オフィシャルサイト
暗いも暗い!グッと現実的なゴッサムシティ
今回のバットマンやゴッサムシティは暗いも暗いです!
クリストファー・ノーラン監督のバットマンにあった、ちょっとしたクスっとできるポイントや最新のメカやテクノロジーを使ったド派手なアクションシーンなどは全くもって無し。
個人的にはクリスチャン・ベイルが乗るドデカタイヤのバットモービルが大好物だったので、戦闘機には少し物足りなさを感じてしまいました。
ですが本作はド派手なアクションとかではなく、とにかくゴッサムシティとバットマンの深い闇に焦点を当てており、かなり現実的になっています。
ずっと雨が降り続いていて、薄暗いゴッサムシティ。映像も音楽もその雰囲気にぴったりで、音楽が美しすぎて一瞬よそ見した耳を引っ張り戻したくらいです。
特別派手な山場を迎えるわけでもなく、じわじわと真実に迫っていくタイプの作品なので、3時間観るには多少の疲労感は否めませんでした。
ロバート・パティンソン含む豪華俳優陣に注目!
今回バットマン(ブルース・ウェイン)を演じるのは、『ハリーポッター』『TENET』などで良く知られるロバート・パティンソン。© 2022 WBEI TM & © DC今回バットマン(ブルース・ウェイン)を演じるのは、『ハリーポッター』『TENET』などで良く知られるロバート・パティンソン。
爽やかで好青年なイメージが強いロバートですが、本作ではとにかく暗い!暗い!暗いです。
幼いころ両親を殺害され、その復讐心を胸にバットマン活動に勤しみ2年目の姿が描かれています。
ただ”人や街を救いたい”というより、両親を殺害した悪が蔓延るこの街に対し、怒りや悲しみ・復讐心を燃やしているという印象が強く、キラキラなスーパーヒーロー感は皆無。永遠にダークな雰囲気に包まれています。
キャットウーマンには『ファンタスティック・ビースト』『マッドマックス-怒りのデスロード-』などに出演するゾーイ・クラヴィッツ。端正な鋭い顔立ち、華麗なアクションシーンには心躍ります。
お馴染みのゴードン警部補にジェフリー・ライト、ブルースの側近アルフレッドにはアンディ・サーキス。
今回最大のヴィランとなる頭脳犯リドラーを、ポール・ダノが演じています。『スイス・アーミー・マン』や最近でいうとスピルバーグ監督の『フェイブルマンズ』に出演しており、その演技の差にドン引きします。かなり狂気的で、言ってしまえば気持ち悪いほどこわい殺人鬼を演じています。
もう一人のヴィランとなるペンギンを演じるのは、『聖なる鹿殺し』『イニシェリン島の精霊』に出演するコリン・ファレルです。本作では特殊メイクが施されどっからどうみてもコリン・ファレルには見えないので、気が付かなかった人も多いのではないでしょうか。
2023年からは、ペンギンを主役に据えたスピンオフドラマの制作が予定されているようです。
そして、本作のラストシーンに思わぬサプライズ。”見えざる囚人”ことUnseen Prisonerとしてジョーカーが登場しているんです。そのジョーカーを演じるのは、『聖なる鹿殺し』『イニシェリン島の精霊』(コリン・ファレルともろ被りですが)に出演するバリー・コ―ガン。
ジョーカーかも分からないほど薄っすらとしか映っていませんが、その怪演に「あ、ジョーカーだ」となりました。バットマンと直接会話するシーンがありましたが、物語の便宜上カットされてしまっています。
リドラーと同じような刑で収容されているジョーカーのもとに、バットマンがリドラーのプロファイルの為に訪れるというものだったそうです。カットシーンはYoutubeなどで観れますので、気になる方は是非ご覧になってください。
2025年にはアメリカで『THE BATMANⅡ』の公開が予定されています。主演はロバート・パティンソンのままのようなので、ジョーカーはバリー・コ―ガンで決まりなのではないでしょうか。
狂気に満ち溢れた謎解きゲーム
本作の見所はなんといっても、頭脳犯リドラーがバットマン宛てに送る”なぞなぞ”です。
事件は市長が殺害され、その死体にメッセージが残されているところから始まります。
市長に続き、次々と命を狙われるゴッサムシティの権力者たち。その1つ1つに送られる”なぞなぞ”。この街の権力者たちの、善意の裏に隠された陰謀が明るみになっていきます。
そして最後には、バットマンことブルース本人もリドラーの殺害対象として名前があがります。ブルースに隠された闇とは何なのか?本人も知らなかった真実を暴いていくその様子から目が離せません。
ゴッサムシティを守る正義のヒーロー的な立ち位置であるバットマンが、真実にさらされたときにみせる狂気的な姿もまた見所となっています。
犯人に与えらえた”なぞなぞ”を解きながら真実に迫るその感じが、デヴィット・フィンチャーの映画「セブン」っぽいと言われていますが、まさにその通りだなと思いました。またどんより湿った暗い感じも似ています。
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