後日談だが初めての人にもやさしい – 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟

2年 ago

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イスカンダルから地球に帰る途中、デスラーの反撃に会う前のストーリーですね。 今作のヤマトのテーマの一つである、人は異星人と分かり合えるがメインとして描かれています。ただホテル内でのミステリー感が薄い気がしました。そんな映画ではないですが 戦艦同士の戦闘シーンはかっこ良かったです。戦艦同士での手法の打ち合いのような映画は少ないのですごく新鮮です。 物語のはじめに斉藤始が出てきたり、白色彗星陣営が出てきたりと「さらば宇宙戦艦ヤマト」への伏線が多数ありと次回作への期待大です。

原題
yamato2199
公式サイト
https://yamato2199.net/about/character_a.html
監督
登場人物
古代進

Actor: 小野大輔

ヤマト戦術長。一尉。20歳。 兄である守が残した「異星人とも理解しあえる」という言葉を胸に押しとどめている。ヤマトが謎の惑星に引き寄せられた際に、調査隊を編成して調査に降り立つ。

桐生美影

Actor: 中村繪里子

若き言語学のエキスパート。 かなりの旧世代洋上艦艇マニアで、他にも趣味として北欧神話とアンリ・ルソーの絵画に惹かれている。

フォムト・バーガー

Actor: 諏訪部順一

[七色星団海戦]を母艦ランベアとともに生き残り、本国からの停戦命令を退けヤマトへの復讐を誓う。かつて赴任先で恋人を目の前で死なせてしまった過去を持つ。

ネレディア・リッケ

Actor: 園崎未恵

〈チタベレーの戦い〉に於ける戦功で、その若さでの女性士官としては異例の昇進を果たす。 バーガーとは同期の間柄。

ここがおすすめ!

  • シリーズ未視聴でも楽しめる
  • 挑戦的な縛りのなかでの制作がすごい
  • テレビシリーズの伏線や謎が回収される

あらすじ

時に西暦2199年。苦難の航海を経て、目的地イスカンダルで〈コスモリバースシステム〉を受領したヤマトは、いままさに大マゼラン銀河を後にしようとしていた。 だが突如、大マゼラン外縁部で謎の機動部隊と遭遇する。 彼らこそは蛮勇で宇宙にその名を轟かす戦闘民族〈ガトランティス」。指揮官はグタバ遠征軍大都督「雷鳴のゴラン・ダガーム」を名乗り、艦の引き渡しを要求してきた。 戦闘を避け地球へ急ぎたいヤマトに、突如空間を跳躍し紅蓮の炎が襲い来る。それはダガームが放ったガトランティスの誇る最新兵器〈火焔直撃砲〉の光芒だった。

公式サイトのより引用

今作から宇宙戦艦ヤマト2199を見始める人でも問題なし!

日本が誇る人気コンテンツの『宇宙戦艦ヤマト』は、今までに数々の作品が世に発表されるシリーズ作品。

ですが、本作品は完全オリジナルの新作ストーリーであり、『宇宙戦艦ヤマト』を見たことがないという人でも比較的楽しめる作品です。というのも、『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』はテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2199』の第24話と第25話の間に位置するストーリーだからです。当然ながらテレビシリーズを事前に視聴しておいた方がより楽しめますが、テレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2199』というストーリーから大きく逸脱せず、2199年という時系列のなかに収めるという作り方をしているためシリーズ未視聴でも楽しみやすい作品だと思います。

UnsplashNASAが撮影した写真

常に挑戦的な制作を見せてくれます

『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の一番の魅力は、シリーズファンにも初見にも配慮した挑戦的な制作にあります。

『宇宙戦艦ヤマト』は日本が誇る有名アニメであり、歴代でかなり数の作品を生み出しています。これだけ大きなコンテンツの作品となると、新規の視聴者を置いてきぼりにしてしまう内容になりがちです。ですが、本作品はシリーズファンにも初見にも配慮した挑戦的な縛りのなかでの制作を行っています。

先述したように『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』は、テレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2199』の第24話と第25話の間に位置したストーリーです。そのため登場人物の誰かが死ぬこともなく、ヤマトが大きく損傷することもない。当然進路は地球であるということにも変わりはありません。そうでなければテレビシリーズとの整合性がとれず、ファン離れの要因になってしまうでしょう。劇場版映画特有のダイナミックな展開が難しいという縛りのなかで、上映時間の112分をテレビシリーズ以上に釘付けにし続けなければならないのです。

この制作背景を知ったうえで『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』を視聴すると、よりその制作レベルの高さに感激すること必至です。

また、『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』ではテレビシリーズで回収されなかった伏線や謎も明らかとなります。実はテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2199』を第1話から最終話まで視聴しても語られていない謎というのがいくつかあるのです。

例えば、「地球人やガミラス人の来歴」や「超古代文明に関する謎」はテレビシリーズでは一切語られていません。そういった今まで語られていなかった数々の伏線や謎が『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』で一気に回収されています。

つまり『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』を視聴することで、ようやく『宇宙戦艦ヤマト2199』は完結するわけですね。ここが歴代ファンも楽しめる大きな要因の一つでしょう。

ややミステリー要素も含まれており、良い意味で『宇宙戦艦ヤマト』っぽくないのがファンからすれば新鮮に感じるかもしれません。

最強の武器「波動砲」が撃たない中での立ち回り

UnsplashPeter Pryharskiが撮影した写真(イメージ写真です。)

また、『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』では、いつもはお約束であるはずの波動砲が使えないという条件のなか、ストーリーが進んでいきます。波動砲が撃てないヤマトがどのように立ち回っていくのかという視点は今までになく新鮮。ファンのなかには波動砲を撃たないヤマトは『宇宙戦艦ヤマト』ではないという評価も少なくありませんが、先の読めない展開は斬新でした。絵力のある波動砲を封印しての戦闘シーンですが、見せ場でのテーマ曲のかっこ良さはもちろん、ど迫力な手に汗握る熱い展開は必見です。

特にクライマックスのシーンは胸が熱くなりますよ。

『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』は完全オリジナルの新作なのでシリーズ初見の人でも楽しめる作品ではありますが、より楽しむためには過去作もあわせて視聴しておきたいところ。

事前に視聴しておきたい作品としては、テレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2199』またはテレビシリーズの第1話から第24話までをまとめた『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の後悔』がおすすめです。

各サイトのレビューサイトのスコア

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