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映画 アメリカアンビュランス:ノンストップ136分の狂騒曲
『トランスフォーマー』『バッドボーイズ』シリーズで知られる爆発演出の巨匠、マイケル・ベイ監督。その最新作『アンビュランス』は、2005年のデンマーク映画をリメイクした中予算アクション大作です。予算4000万ドルという、ベイ作品としては比較的抑えられた規模ながら、画面に映る破壊の規模は予算を遥かに超えた迫力を誇ります。本作が注目を集めた理由は、ベイ監督が『ザ・ロック』や『アルマゲドン』といった90年代の名作で魅せた、骨太なアクション映画への原点回帰を予感させたからでした。FPV(一人称視点)ドローンを駆使した革新的な撮影手法、ノンストップの追跡劇、そして何より「救急車という密室」を舞台にした緊張感――予告編を観た誰もが、久々にベイ節が炸裂する娯楽作を期待したのです。しかし実際に視聴してみると、そこには期待通りの爆発的興奮と、同時に予想以上の苛立ちが待ち構えていました。 -

映画 アメリカマトリックス リザレクションズ: 20年ぶりの新作はどんなだったか。
冒頭を観ていると今作の監督であるラナ・ウォシャウスキー監督は、撮りたくなかったのかと思わせるくらいマトリックスという作品を自虐していました。





