ヒーロー達のお祭り映画。この一言につきると思います。 ただ敵が何なのか分かりません。説明文に「~トニー・スタークが開発した<ウルトロン計画>。~最強チーム“アベンジャーズ"が再び結集、ウルトロン軍団との戦いに全てをかけ挑むー。」とありますが、ウルトロン計画が何なのか正直さっぱりでした。
- 原題
- The Avengers: Age of Ultron
- 公式サイト
- https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers
- 監督
- 登場人物
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- トニー・スターク / アイアンマン
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Actor: ロバート・ダウニー・Jr
“アベンジャーズ”の共同リーダーを務める、巨大複合企業“スターク・インダストリーズ”会長にして大富豪の天才発明家兼慈善家。自らが発明したパワードスーツを装着し、“アイアンマン”として戦う。
- ソー
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Actor: クリス・ヘムズワース
北欧神話の雷神“トール”のモデルであり、神々の国“アスガルド”の王オーディンの息子にして最強の雷神。
- スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ
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Actor: クリス・エヴァンス
アベンジャーズの共同リーダー[6]を務める、第二次世界大戦末期に母国アメリカを救って消息を絶ち、70年後の現代で蘇った伝説の超人兵士。
- ブルース・バナー / ハルク
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Actor: マーク・ラファロ
キャプテン・アメリカを誕生させた“スーパーソルジャー 計画”の再現実験の失敗により、ガンマ線を大量に浴びた影響で感情の高ぶりによって緑色の大男“ハルク”に変身してしまう体質となった天才生化学者。
- ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ
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Actor: スカーレット・ヨハンソン
元S.H.I.E.L.D.エージェントであった、世界最強の女スパイ。ブルースの本心を誰よりも理解しており、彼に想いを寄せ、親密に接する。
- クリント・バートン / ホークアイ
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Actor: ジェレミー・レナー
優れた洞察力を持つ弓術の達人である元S.H.I.E.L.D.のベテランエージェント。
- ピエトロ・マキシモフ / クイックシルバー
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Actor: アーロン・テイラー=ジョンソン
ソコヴィア出身の青年で、ヒドラが行っていたセプター(マインド・ストーン)を用いた人体実験で得た、驚異的な新陳代謝機能による超高速移動能力を持つ強化人間。ワンダ/スカーレット・ウィッチとは双子の兄妹である。
- ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ
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Actor: エリザベス・オルセン
ソコヴィア出身の女性で、テレキネシスとマインドコントロールの能力を持つ強化人間。ピエトロ/クイックシルバーとは双子。
- 配給会社
ここがおすすめ!
- とにかく「映える」瞬間の多さ
- 魅力的な新キャラクターたちの登場
- 本作以降のMCU作品につながる重大な出来事
あらすじ
暴走する⼈⼯知能の前に、アベンジャーズ絶体絶命︕悪の秘密組織ヒドラ党の基地を壊滅させるために、アベンジャーズが集結していた。作戦は成功するが、謎の超能⼒を持つ双⼦には逃げられてしまう。
公式サイト
「アベンジャーズ」(2012年)で世界を驚かせたマーベル・シネマティック・ユニバース(以降MCU)のその後の展開に大きく関わる、待望の「アベンジャーズ」シリーズ続編となったのが今作「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」になります。監督は前作「アベンジャーズ」から引き続き、ジョス・ウェドンが担当しています。そのため、ノリや雰囲気は「アベンジャーズ」に非常に近いように感じました。
とにかくキャッチー
脚本家としても活躍していたジョス・ウェドン監督ですが、彼の作品はとにかく画の派手さが目立つように思えます。本作も例外ではなく、映画の冒頭からとにかく「画として映える」瞬間が多数登場し、気合の入っている場面は決まってスローモーションにしてさらに映像を引き立てます。この瞬間的映像のために冒頭の戦闘シーンがあるのではないか、と思えるぐらいに画に気合が入っていました。また、軽妙なジョークのやりとりも監督の特色。冒頭からふんだんにジョークが炸裂しており、のちに名言?としても残るキャプテン・アメリカの「Language!(言葉が汚い)」が登場したのも冒頭場面でした。
さらなる名場面として挙げられるのは、冒頭の戦闘シーンの終了後にスタークタワーで行われたパーティーのシーンです。雷神・ソーが武器として使用しているハンマーのムジョルニアは、高潔な魂の人しか持ち上げることができず、これを持ち上げられればソーの故郷であるアスガルドを治めるにふさわしい人物とされていました。パーティーではヒーローたちが、誰がムジョルニアを持ち上げられるか、大会を開催し、アイアンマンやハルクたちが持ち上げようとしてもびくともしなかったにも関わらず、キャプテン・アメリカが持ち上げようとすると、ほんの少しムジョルニアが動き、それを見て、内心穏やかではない様が思いっきり顔に出てしまうソーの場面は非常にアイコニックなシーンとして多くのファンに人気です。このシーンは後のエンドゲームにつながるとても重要なシーンです。
史上最強のキャラクターたちが登場
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では、複数のキャラクターが新たに登場します。タイトルにも入っているウルトロンもその一人です。本作でアベンジャーズたちの敵として立ちはだかるウルトロンですが、マーベル・コミックスにも登場しているスーパーヴィランの一人で、非常に知名度の高いキャラクターです。また、そのウルトロンに対抗する存在として映画に登場したのが、ヴィジョンであり、彼もまたマーベル・コミックスに登場するキャラクターです。ヴィジョンが主人公のコミックスも存在するほどの著名かつ人気なキャラクターです。どちらもAI由来のキャラクターで、人間に作られた存在です。
そして、本作で強烈な存在感を放っているのが、ワンダ・マキシモフとピエトロ・マキシモフという、人体実験で特殊能力を獲得した双子です。のちにスカーレット・ウィッチと呼ばれるワンダは史上最強の魔女で、今後のMCUでも大いなる活躍と展開を見せてくれる超重要キャラクターです。一方のピエトロはクイック・シルバーという名前を持つキャラクターで、MCUとは異なる世界線のマーベル・コミックを原作とした映画「X-men」シリーズにも登場していたりして、少々ややこしいところもあります。ヴィランとして登場したにも関わらず、アベンジャーズと共闘していくことになる双子ですが、特にホークアイとの交流には多くのファンが心を掴まれたことでしょう。このように、重要なキャラクターが多数正式な初出演を果たしているのは、本作の大きな特徴です。
そして、インフィニティ・サーガのクライマックスへ
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」での出来事は、その後のMCUにおいて大きな影を落とす、非常に重要なターニングポイントだったといえるでしょう。ヒーロー映画というと強力なヴィランから一般市民をヒーローたちが救うのが王道のストーリーですが、それには都市に対しての大きな被害が伴うこともしばしば発生し、時にはそれにより犠牲者も出てしまいます。ヒーローものを見ていると時に冷静な自分がそこにツッコミを入れたくなってしまったりしませんか。本作はまさに、その部分に切り込む準備段階の作品として機能しています。これは、ヒーロー映画としては少し珍しい展開にも思えます。
今作のヴィランであるウルトロンはテロ組織であるハイドラの残党であるストラッカーが作ったとはいえ、それを自身の計画のために周囲の反対を押し切って覚醒させたのはトニーで、そのウルトロンが暴走して人類を滅ぼそうとしました。巻き込まれた人類としては良い迷惑ですが、この事件が今後のMCUの道筋を大きく変えたともいえるわけで、長い目での作品展開を考えると、必要な物語でした。他にも、本作ではインフィニティ・ストーンやサノス自身も登場するなど、いよいよインフィニティ・サーガのクライマックスが見えてくる重要な展開がいくつもありました。個人的に『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』はものすごく好きな作品というわけではないのですが、その後のMCUの展開から振り返ると非常に重要な作品かつターニングポイントとしてはうまく機能している作品だと感じます。MCUを語る上では欠かせない一作なので、是非ご覧ください。
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このページではDisneyPlus Jpで配信中のアベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンから執筆しました。
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