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トランスフォーマー ビースト覚醒:マキシマルたちが告げる新しい時代
1994年のニューヨークを舞台に、オートボットと動物型トランスフォーマー「マキシマル」が手を組み、惑星を喰らう邪悪な存在ユニクロンに立ち向かう本作。日本のファンにとって思い入れ深い「ビーストウォーズ」のキャラクターがついにハリウッドデビューを果たしました。監督のスティーヴン・ケイプル・Jr.は前作「バンブルビー」から7年後の世界を描き、シリーズの新たな方向性を示しています。懐かしさと新しさが混在する一作ですが、期待値の6割程度の満足度に留まったのも事実です。 -
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ザ・フラッシュ(2023):時を駆けるヒーローの決断
DCユニバースの集大成として製作された『ザ・フラッシュ』は、単なるヒーロー映画の枠を超えた成長譚として結実しています。エズラ・ミラーの一人二役による演技力、マイケル・キートンの30年ぶりのバットマン復帰などそして時間改変がもたらす重厚なドラマが見事に融合。CGの完成度に課題は残るものの、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』的なSFコメディと壮大なアクションシーンが絶妙なバランスとなっていました。 -
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MEG ザ・モンスターズ2:深海から蘇る、最強のアトラクション体験
『MEG ザ・モンスターズ2』は、まさに"観る"映画ではなく"体感"する映画と言ったほうがよいでしょう。2018年の前作が全世界で5億ドルを突破し、あの『ジョーズ』を超えてサメ映画史上最高興収を記録したMEG の続編は、深海・海上・陸上という3つの舞台で繰り広げられる絶叫エンターテインメントでした。 -
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MEG ザ・モンスター:ジェイソン・ステイサム VS 史上最強のサメ
映画「MEG ザ・モンスター」は、絶滅したはずの古代巨大サメ・メガロドンの復活を描いたサメ映画の新境地な作品です。ジェイソン・ステイサムの豪快な脳筋アクションと、スケール感あふれる海洋パニックが見事に融合し、娯楽映画としての完成度は極めて高いものとなっています。ストレスフルな人間関係を排除したシンプルな構成と、李冰冰(リー・ビンビン)をはじめとする国際色豊かなキャストが、サメ映画にふさわしい爽快感を提供しています。 -
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FALL/フォール:天空の孤島で描かれる究極のサバイバル
映画「FALL」は、人間が本能的に持つ高所への恐怖を徹底的に刺激する、身体感覚に訴えるサバイバル・スリラーです。CGに頼らない実写撮影によるリアルな恐怖感と、二転三転するストーリー展開、そして極限状態で露わになる人間関係の機微が絶妙に組み合わさった、完成度の高い作品となっています。 -
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ブルービートル:特撮魂とラテン文化が融合した痛快アクション
『ブルービートル』は、DCコミックスの中でも知名度の低いヒーローを主人公にした実写映画でありながら、家族愛を中核に据えた温かみのある作品に仕上がっています。アイアンマンやスパイダーマンといった先行作品との類似点は否めないものの、メキシコ系アメリカ人の家族を描いたラテン文化の豊かさと、特撮的な無骨さを兼ね備えたスーツデザインが独自の魅力を生み出しているヒーローの誕生でした。 -
映画 アメリカ
グランツーリスモ:コントローラーからハンドルというサクセスストーリー
映画『グランツーリスモ』は、実話をベースにしたゲーマーのサクセスストーリーとして、2023年最高レベルの熱量を持つ作品です。ニール・ブロムカンプ監督が手がける本作は、単なるレース映画の枠を超え、ゲーム世代の価値観と夢を真正面から描いた革命的な映画体験となっています。 プレイステーションの看板タイトル「グランツーリスモ」の世界最高峰プレイヤーが、実際のプロレーサーを目指すGTアカデミーというプログラムを通じて夢を掴む物語は、予想をはるかに上回る感動と興奮を提供します。特筆すべきは、ゲームシーンと現実のレースシーンを巧妙に織り交ぜた演出の素晴らしかったです。 -
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ミッションインポッシブル デッドレコニングPART1:AIという新たな敵との知的格闘戦
シリーズ7作目にして、トム・クルーズの代名詞とも言えるスパイアクション映画が再び公開されました。前作から5年の時を経て帰ってきた『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は、シリーズ最高峰のアクションクオリティと、AI(エンティティ)という形のない敵との知的格闘戦を融合させた傑作です。約3時間の上映時間があっという間に感じられるほど、クライマックスにふさわしい完成度を誇っています。特に崖からバイクで飛び降りる圧巻のスタントシーンは、映画史に刻まれる名場面として記憶されることでしょう。 -
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ラスト・ナイツ:東洋と西洋が織りなす崇高なる騎士道譚
キャッチコピー通り紀里谷監督の「忠臣蔵」でした。普通に面白かったです。 ストーリーはまさしく正義を貫きとおした主君の仇を討つ騎士の物語です。 紀里谷監督の前作の派手なCASSHERN、GOEMONに比べ、とても真面目に丁寧に物語が作られています。主人公の騎士の過去がけっこう重たそうなのですが、その過去シーンがなかったのが残念でした。 紀里谷監督らしい、かっこいい装飾品、背景とわかりやすいストーリーで、綺麗にまとまっている映画でした。 派手な描写がほとんどないので話題になりにくいとは思いますが、飽きさせず楽しめる映画でした。 -
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 :DCユニバースの野心作。
バットマンとスーパーマンが戦うまでが長すぎ。アメリカンヒーローのバトル映画なのにずっとシリアス展開が続きました。個人的には無理しすぎた感があります。というか超人相手に生身のバットマンが弱く見えすぎて嫌になりました。バットマンとスーパーマンの戦闘はバットマンがなんか小物の悪に見えてしまいました。あとラスボスにバットマンが役立たず。。。 正直アメコミを読まず映画でアメコミヒーローを知る自分としては終始ポカーンとした状態が続いてしまいました。